転職活動で提出する履歴書、職務経歴書のうち、中途採用はスキルや経験重視だから大事なのは職務経歴書と思われがちですが、履歴書を侮ってはいけません。採用担当者はまず履歴書からチェックし、印象が悪ければ職務経歴書を見ずに不採用にすることもあるからです。どのような履歴書は印象が悪くなるのでしょうか。
1 自撮りやジャケット不着用の写真を使っていないか
最近はスマホの自撮り写真や、上着を脱いだワイシャツ姿の写真を使っている人がとても多いですが、スーツを着用して写真館でプロに撮影してもらうなど、写真にもこだわりましょう。
面接では第一印象が大切ですが、書類選考においては履歴書の写真が応募者の顔であり、第一印象につながります。採用担当者は、写真から応募者の人となりや仕事への意欲などを判断することが多いのです。
2 自己中心的な内容になっていないか
採用担当者が欲しいのは、自社にメリットがある人物なので、たとえ自己アピールであっても、採用する側の目線にたった内容、書き方にしましょう。言い換えれば、「自分を採用することで御社にはこんなメリットがある」ことが伝わるようにすべきです。
たとえば「キャリアアップしたい」「貴社で学びたい」などの内容は、応募者のメリットにつながるだけで、企業にはメリットがありません。自分が提供できる価値をしっかりとアピールした上で、「さらにキャリアップもできると考えている」と書くなら問題はありません。
即戦力になれることや「御社だからこそ入社したいのだ」という意欲があることが伝わる内容にしましょう。
3 誤字や脱字、指定間違いなどの記載ミスがないか
誤字や脱字などの記載ミスがあると、仕事でも同様のミスをする人だと思われてしまいます。間違いがないよう、家族や友人にチェックしてもらうとよいでしょう。
特に最近は、入社・退職年月の記載ミスが非常に多いです。氏名や住所欄にフリガナを記載する際、指定通りに書いているかも重要です。例えば「ふりがな」の指定があるのにカタカナで記入した場合、注意力の足りない応募者だと判断されてしまう可能性があります。
多くの履歴書を読まなければいけない採用担当者の目線、考え方を想像して、「会ってみたい」と思ってもらえる履歴書を目指しましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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