物価が上がる中で食費の節約が注目されていますが、その方法の一つに、安く手に入る“かさ増し”食材を足して、料理全体の材料費を下げるというものがあります。どんな食材で“かさ増し”できるのでしょうか。
かさ増しに適した食材にはどんなものがある?
かさ増しに使える食材には、もやし、厚揚げ、豆腐、ちくわ、キャベツなどがあります。
もやしは一袋20~30円ほどで手に入る安い食材の代表格です。鍋物にたっぷり入れてほかの野菜の代わりに、炒め物のボリュームアップなどに使えます。
厚揚げはお肉の代わりになるかさ増しに便利な食材です。炒め物や煮物に加えれば、料理がボリュームアップします。
たとえば、豚肉入りの野菜炒めを作るとします。豚肉が100gあたり140円、厚揚げ1丁(140~150g)が100円ほどとすると、家族4人分で豚肉を300g使うと420円かかりますが、お肉を半分にして代わりに厚揚げを1丁入れれば、310円ですみます。
豆腐はハンバーグやつくねといったひき肉料理のかさ増しに使え、絹ではなく木綿豆腐を選べば、より満腹感を得られます。
ちくわはそのまま食べても火を通しても食べることができ、細切りにしてサラダのかさ増しや、炒め物に使えます。
キャベツは千切りにしてサラダに加える、野菜炒めや焼きそば、スープなどのボリュームアップなどに使えます。
「冷凍」でもっと節約!
今回ご紹介した5つのかさ増し食材は冷凍できるので、特売など安いときに買って保存すればさらに節約になります。
厚揚げは、油抜きをして切ってから保存袋で冷凍すると1ヵ月保存できます。食べるときは冷蔵庫で解凍し、水気をとって使います。
豆腐はパックのまま3週間ほど冷凍保存でき、自然解凍で食べられます。高野豆腐のような食感に変わりますが、お肉の代わりとして使いやすいです。
ちくわはラップで1本ずつ包み保存袋に入れて冷凍庫へ入れると、1ヵ月ほど保存できます。凍ったまま切って加熱調理しましょう。
もやしは洗ってしっかり水気をとって保存袋に入れると、2週間ほど冷凍保存できます。使うときは凍ったまま火を通して調理します。
キャベツは洗って食べやすい大きさに切り分け、空気を抜いて冷凍します。2週間ほど保存でき、使うときは凍ったまま加熱するだけです。
食費の節約のために食事の量を減らすと、満足感が得られません。特に食べ盛りの子供がいる家庭では、かさ増し食材での節約を試すとよいのではないでしょうか。
文・佐々木美紀(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
(2023年2月8日公開記事)
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