オール電化の住宅に住む人の中には、電気代の値上がりによって、1ヵ月の電気代が7万円を超えてしまった人もいます。電気代を節約するには、新電力会社をやめるという方法がありますが、ほかにはどのような手段があるのでしょうか。
電気代を安くする方法1──新電力会社をやめて地域の電力会社に乗り換える
新電力会社をやめて、地域の電力会社に乗り換えましょう。
新電力会社は、基本料金や従量料金は地域の電力会社より少し安いかもしれませんが、燃料調整額が高いです。
中には、地域の電力会社(従量電灯)と比べて1kWhあたり6円以上も燃料調整額が高い新電力会社もあります。
電力使用量が増えれば増えるほど燃料調整額は上がるので、地域の電力会社に乗り換えて「低圧電力プラン」を契約したほうがよいでしょう。
ただし、電気料金が値上げされた地域もあるので、いまの電力会社とよく比較して選んでください。
電気代を安くする方法2──電気ストーブや電気ファンヒーターの使用時間を減らす
電気ストーブや電気ファンヒーターの使用時間を減らすことも、電気代の節約に有効です。
機種や大きさ、使い方にもよりますが、毎日長時間利用すると電気代が月5,000円を超えることもあります。
エアコンの暖房を利用したほうが電気代は安いので、できる限り暖房をメインに使うとよいでしょう。
暖房だと足元が寒くなりますが、電気湯たんぽなどを使って厚着すれば、ある程度の寒さはしのげます。
どうしても寒くて電気ストーブや電気ファンヒーターを使いたいときは、気温の低い早朝や夜間だけにしましょう。
電気代を安くする方法3──暖房の設定温度を1度下げると約10%の節電になる
エアコンの設定温度を1度下げると、10%程度の節電になります。設定温度を20度まで下げると、かなりの節約が見込めるでしょう。
いまよりも暖房の設定温度を下げれば効果はあるので、無理して20度にする必要はありません。無理のない範囲で設定温度を下げてください。
電気代の節約にはある程度の不便が伴う
電気代の節約は、ある程度の不便が伴います。家族の中で節約への意識に差があると、節約がうまくいかないだけでなく、家族の仲が悪くなってしまうこともあるでしょう。
また、寒がりな人や寒冷地に住む人にとって、電気代の節約はかなりの苦痛を伴います。
電気代を節約しなければ生活できないのであれば、そもそも収入が低すぎるのかもしれません。
節約と同時に転職や副業など、収入を増やす手段も考えたほうがよいでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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