マイナンバーカードにはさまざまな機能があるが、最近新たに追加された機能がある。それを知っておくと、いくつかのサービスを利用するときの手間が一気に省ける。どのような新機能があるのだろうか。
新機能1 セルフレジで酒やタバコを買える
これまで、コンビニでは酒やタバコを販売する際に店員による年齢確認が義務付けられていたが、1月31日からセルフレジで販売できるようになった。
マイナンバーカードを差し込んで年齢確認するレジや、マイナカードのICチップ内の顔写真データと本人の顔を照合する新型レジなどを設置した店舗で買えるようになる。
セブンイレブンやローソンなどの一部店舗では、すでにマイナンバーカードに対応したセルフレジが設置されている。
新機能2 引越すときの窓口手続きが転入先だけで済む
通常、引越すときは転出時と転入時の2回、役所に行って手続きをしなければならないが、転入先の1回で済む「引越しワンストップサービス」が2月6日に始まった。
引越す人はマイナンバーカード取得者向けサイト「マイナポータル」にログインし、新旧の住所などを入力することで転出手続きを行える。
転出者の情報は転入先に送られるため、転入先の役所は手続きに必要なものを事前に準備しておける。
マイナポータルでは来庁予定日の連絡もでき、転入先の役所でのスムーズな手続きにつながる。
新機能3 証券口座の開設がより簡単になる
スマホ投資サービス「LINE証券」では1月、マイナンバーカードにスマホをかざす「マイナンバーカード読取り」の機能を追加した。これにより、今までより簡単に口座を開設できるようになった。
通常、口座を開設する際はユーザー情報の入力や携帯電話番号の認証、本人確認書類の登録、ログインに必要な暗証番号の設定などが必要だ。
しかし「マイナンバーカード読取り」を使えば、本人確認書類の撮影・アップロード、自撮り、住所などの入力が不要になる。
新機能4 スマホにマイナンバーカード機能が内蔵される
マイナンバーカード機能がAndroidスマートフォンに5月11日から内蔵される予定だ。
これにより、スマホでカードを読み取ることなく、子育て関係などの行政サービスの電子申請や、年金や処方された薬の情報の確認、確定申告などができるようになる。
なお、iPhoneについては、決まり次第報告されることになっている。
マイナンバーカードの発行を面倒に感じる人もいるだろうが、一度作ってしまえば、さまざまなサービスを利用する際の手間を省ける。
まだ作っていない人は、新しい機能が追加されたこの機会に発行を検討するとよいだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
画像・Molostock / stock.adobe.com(画像はイメージです)
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