クレジットカードの発行で手に入るポイント欲しさに複数のカード会社に申し込むのは実は危ない行為で、ブラックリストに載ることもあります。「申し込みブラック」になると、その後カード会社の審査に通らなくなるかもしれません。
たくさん申し込むと「お金に困っている人」と思われる
クレジットカードの発行やカードローンの申込みをたくさんすると、「いくつも借入れをしなければならないほどお金に困っている人」とカード会社に思われます。カード会社からすれば、お金に困っているなら貸しても返ってこない可能性が高いので、申し込んでも応じてくれません。
申込情報は信用情報機関に登録されるので、自分が申込んだカード会社以外の金融機関でも情報を確認できます。ほかの金融機関でも申込んでいることが分かると警戒されて審査に落ちやすくなります。
申込情報の保存期間は6ヵ月間または1年間
クレジットカードやカードローンの申込情報は、信用情報機関で一定期間保存されます。保存期間は信用情報機関によって異なり、JICCとCICでは6ヵ月、全国銀行協会(全銀協)では1年です。
返済が滞って5年間ブラックリスト入りするケースに比べれば保存期間は短いといえますが、6ヵ月または1年が経つまで情報は消えません。
逆にいえば、この期間を過ぎれば情報が消えるので、「他社でたくさん申込みをしている人」とカード会社に思われずに済みます。そのため、申し込みたい金融機関がいくつもある場合は一度にまとめて申し込まず、6ヵ月または1年経ってから申し込むほうがよいでしょう。
また、自分が申し込んだ金融機関がどの信用情報機関に加盟しているのかによって、登録先の信用情報機関が変わって登録期間が変わる可能性があります。
気になる場合は、クレジットカードやカードローンを申し込む金融機関がJICC・CIC・全銀協のいずれに加盟しているのか、確かめてみましょう。
文・大垣秀介(マネーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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