重要な会議を控えて、「アジェンダを用意しておいて」と言われたり、会議の冒頭、司会役が「今日のアジェンダは……」と説明したりと、ビジネスの場面ではよく聞かれるようになった「アジェンダ」という言葉。漢字(日本語)にすると4字で書けますが、どんな4文字になるか分かりますか?
「レジュメ」とは違う?
会議に向けて用意を求められるものとしては「レジュメ」もあり、「アジェンダ」と似ていますが正確には異なります。
まず「アジェンダ」は、会議やミーティングなどの内容や概要、またはこれから取り組もうとしている計画の概要を示したものです。
主に5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、何のために、どのように)の視点で概要をまとめたもので、アジェンダを見れば、これから行われる会議や計画の目的や参加者などの概要が分かります。事前に用意するアジェンダは、会議などの進行プログラムのような役割を果たします。
漢字では、「検討課題」「行動計画」と書けます。国立国語研究所「外来語」委員会の説明によると、「公式に取り組むべき検討課題」です。
これに対してレジュメは、実施する内容の重要なところをまとめておいたもの。発表・発言するときに使う資料で、カンペ(カンニングペーパー)のような役割とも言えます。なお転職活動でレジュメというと、履歴書や職務経歴書のような書類を指します。
アジェンダは「検討課題」「行動計画」
前出の委員会は用例として、「自らが推進する問題の重要性と緊急性を訴えてアジェンダの優先順位を争おうとする」という使い方を示しています。
また、会議などの議題を指す場合は「議題」、施策を指す場合は「行動計画」とも言い換えられます。
文/編集・dメニューマネー編集部
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