ユニクロや任天堂を始めとする大企業の給料引き上げは、実は会社員の未来が決して明るくないことを示しています。すでに食料品などの値段が上がっており、「給料が上がらないのにモノの値段が上がった」と実感している人も多いでしょう。
大企業に入社できれば安泰という時代は終わり、会社員はこれから待ち受ける未来を認識して、自ら行動する必要があります。
給料が上がらない会社員の生活は苦しくなる
給料が上がらない会社員の生活は、これからどんどん苦しくなります。モノの値段が上がることは、生活費の上昇につながります。将来は家賃の引き上げもあるでしょう。
モノの値段が毎年2%上がったとすると、およそ36年後には物価が2倍になります。給料が同じだけ増えていかなければ、今の生活すら維持できない可能性があります。
会社員同士の格差がますます拡大する
すでに会社員同士の格差はありますが、これからますます拡大するでしょう。モノの値段が上がると、給料が上がる人と上がらない人の生活水準の差は、年収の差以上に大きくなります。
特に、給料が上がりやすい大企業と、上がりづらい中小企業の格差の拡大が予想されます。
収入を増やすための行動が必要
これからの会社員は、収入を増やすための具体的な行動が必要です。昇給や昇進が見込める会社に勤めている人は、上司からの評価に直結する仕事を優先しましょう。
昇給や昇進が見込めないなら、転職活動または副業を始めたほうがよいかもしれません。今の会社では評価されない人でも、他の会社や職種なら評価される可能性があります。
これからは、終身雇用や年功序列を信じて現状維持的な考え方で会社にしがみついても、幸せな未来が約束されるわけではありません。「現状維持は後退である」といわれるように、評価されない社員は40代以降にリストラされる可能性が高いです。
取り返しのつかない事態になる前に自分から行動することで、会社員の未来は明るくなるでしょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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