保険

なぜYouTuberや専門家が「がん保険は要らない」というのか?入るべき人・入らなくていい人

2023/02/17 10:00

「がん保険は不要」と断定する著名人や有名YouTuberがいますが、全員が要らないわけではありません。逆にがん保険に入ったほうがいいと考えられるのは、どんな人なのでしょうか。 当然のことながら、「がんになる可能性」は人それぞれですし、「自分もかかるかもしれない」と不安な人もいれば、「心配していない」という人もいるでしょ

「がん保険は不要」と断定する著名人や有名YouTuberがいますが、全員が要らないわけではありません。逆にがん保険に入ったほうがいいと考えられるのは、どんな人なのでしょうか。

当然のことながら、「がんになる可能性」は人それぞれですし、「自分もかかるかもしれない」と不安な人もいれば、「心配していない」という人もいるでしょう。ここでは、がんにかかることを少しでも心配しているが、保険で備えるべきかどうか迷っている人を想定して、一つの考え方を示します。

貯金がない人、個人事業主はがん保険に入ったほうがいいかもしれない

がんになることを心配して、がん保険に入ったほうがいいかどうか迷っている人のうち、貯金がない人や個人事業主は、がん保険への加入を検討してもいいでしょう。

がんは高齢になってかかる人が多いですが、女性の乳がんなど、若くてもかかる可能性があり、発見が遅れと治療費が高くなるので、貯金がない人は保険で備えることを考えてもいいしょう。

個人事業主も挙げたのは、がんの治療では働けなくなるかもしれないためで、その期間は収入がなくなったり、減ったりするためです。

これとは逆に貯金があって、治療の期間にかかるお金を保険でまかなう必要がない人や、会社員や公務員など、働けない期間も給料のおおよそ3分の2の傷病手当金が支給される人は、無理にがん保険でまかなう必要はないかもしれません。

がん保険に入ったほうがいいかは考え方によっても異なる

がん保険に限らず、「保険」をどう考えるかによっても入るべきかどうかは異なります。

保険を「お守り」と考える人もいます。加入しておくことで安心して仕事に打ち込めるなら、出費は覚悟して入るのはアリです。

一方で、保険を「損得」で考える人は、入らなくてもいいかもしれません。保険金を治療期間にかかるお金に当てる前提なので、貯蓄型のがん保険は除きますが、がん保険に限らず、民間の保険で得をする人はほとんどいません。

「がん保険は不要」という意見には、「こういう人には不要」「こういう対策を講じておけば不要」という前提が隠されていることがあります。また、「他の人にとっては不要でも、自分には必要」というモノもあります。

有名人や専門家の意見であっても、その一部だけを見聞きして決めつけず、自分にとって必要かどうかをしっかり見極めましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・metamorworks / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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