20代でまだ給与が少ないと「貯金なんてできない」と思うかもしれませんが、収入が低くてもお金を貯めるコツはあります。

20代の独身の人の平均貯金額は143万円で、貯金がない（0円）は約39％いるそうですが、（金融広報中央委員会）どんなことを実践すれば、給与が低くても貯金体質に近づけるのでしょうか？

貯金のコツ1　面倒でも家計簿をつけて節約できるところを見つける

お金を貯めるには、何をおいてもまず日々の収支を把握するために、家計簿を付けます。「やっぱり家計簿か」と思われるかもしれませんが、収入が低いうちに貯金するなら必須です。とはいっても、1円単位できっちり記録する必要はないし、レシートを見ながらノートに書く必要もありません。

目的は「何に使いすぎているか」を把握して、削れる項目を見つけるためなので、ざっくりで構いません。スマートフォンに家計簿アプリを入れればグラフ化も簡単ですし、支払いもスマホ決済にしたり、銀行口座などとひもづけたりすれば、管理がさらに楽になるでしょう。

貯金のコツ2　給料が入ったら貯金する分をまず分ける

貯金するには、「毎月余った給料を貯める」のではなく、「給料から貯金する額を先に取り分ける」、“先取り貯金”をしましょう。できれば給与が振り込まれる口座などとは別に、貯金専用の口座を作るとお金は貯まりやすくなります。

先取り貯金の額としては、一人暮らしなら収入の20％、実家暮らしなら30～40％を目標にするとよいでしょう。

貯金のコツ3　ATMに行く回数を減らす

ATMでお金を下ろす回数をとにかく減らしたほうがいい理由は、時間外などでうっかり手数料が取られる場合があることと、少しずつ下ろしていると、いくら使ったか分かりにくくなるからです。

今はあらゆる支払いがキャッシュレスでできますし、支払いをカードやスマホで済ませれば現金は要りません。家計簿との連携も楽になります。可能な限りATMには行かずに済むようにしてみましょう。

無理な節約はダイエットと同じで続きません。まずは毎月のお金の流れをつかみ、削れるところを削りましょう。収入を増やせなくても、無駄な支出を減らせれば、お金は貯められます。

冒頭の調査によると、20代で500万円以上の貯金をしている人は、およそ10％いるそうです。コツコツと貯金を積み重ねていけば、もしかしたらこの10%の中に入れるかもしれません。

まずは、できることから少しずつやっていきましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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