投資詐欺にあいやすい人の3つの特徴 必ず儲かる話は怪しい

2023/02/20 07:00

投資詐欺のニュースを見て、「こんな手口にひっかかるなんて信じられない」と不思議がる人がいますが、実はそういう人ほど、だまされやすいのです。共通点は少なくとも3つあります。 特徴1 「自分は引っ掛からない」と過信している 「自分は詐欺に引っ掛からない」と信じ込んでいる人は、用心深く「自分だっていつ詐欺にあうか分からない」

投資詐欺のニュースを見て、「こんな手口にひっかかるなんて信じられない」と不思議がる人がいますが、実はそういう人ほど、だまされやすいのです。共通点は少なくとも3つあります。

特徴1 「自分は引っ掛からない」と過信している

「自分は詐欺に引っ掛からない」と信じ込んでいる人は、用心深く「自分だっていつ詐欺にあうか分からない」と考えている人に比べると、だまされやすいでしょう。

投資は専門用語も多く、新しい商品やサービスも生まれていて、詐欺かどうかを見分けるのは難しいです。投資の話をもちかけられたときは、誰に紹介されたものであっても、「詐欺かもしれない」という視点で吟味しましょう。

特徴2 物事を直感で判断する

直感で物事を判断して、なんとなくうまくいっている人は、投資詐欺に引っかかりやすいといえます。

このタイプの人は、前向きで自信があり、仕事で大きな成果を出していることが多いです。しかし、理論的な考え方ができないため、勢いで儲け話に飛びつくことがあります。

こういった考え方をする人は、直感的に良いと思ってもすぐに話に乗らず、一度冷静になることが重要です。

また、投資に失敗したとき、どれくらい損失が出るのか、最悪のケースも考えておくべきでしょう。

仕事で得た自信や直感を頼りに、投資という未知の分野を突き進むのは危険でしょう。

投資の世界には必ず稼げるということはなく、成功するには勉強も必要だし経験がものをいいます。

特徴3 大事なことを人に相談する習慣がない

決断力がある人や結果を重視する人は、周りに相談せず自分一人で考えて行動に移す傾向があります。この考え方も、投資詐欺にあいやすいといえます。

「家族に言っても理解されないだろう」「反対されそうだから結果を出してから話そう」と考える人がいますが、これでは第三者の視点で意見をもらう機会を逃してしまいます。

説明することや反対されることは面倒に感じるかもしれませんが、話し合う過程で、自分自身の疑問点も整理され、詐欺の可能性に気づきやすくなります。

投資詐欺にあったときは「まさか自分が」と驚く人がほとんどです。自分だけでなく、配偶者や子供、親が詐欺に遭い、巻き込まれてしまうリスクもあります。投資詐欺を他人事ととらえず、「騙されるかもしれない」という前提で自衛策をとることが大切です。

文・木崎 涼(ファイナンシャル・プランナー)
編集・dメニューマネー編集部

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