ポテトチップスやかっぱえびせん、じゃがりこなどで知られるカルビー <2229> は、スナック菓子だけでなくフルグラなどのシリアルの製造も手がけ、スナック菓子とシリアルの両カテゴリーともに国内シェアはナンバーワン1です(2021年4月~2022年3月累計販売額)。
実は「カルビー」は略語なのですが、何の略か知っていますか?
戦後に米の価格が高かったのが「かっぱえびせん」誕生の背景
「カルビー」は、カルシウムとビタミンB1 の“カル”と“ビー”を組み合わせた略語です。社名には、会社の理念である「健康に役立つ食品をつくること」という思いが込められています。
カルビーの始まりは、1949年に創業者である故・松尾孝氏が広島県広島市に設立した松尾糧食工業株式会社です。
創業当時は第二次世界大戦の直後で、お米は高価な食品でした。そこで、松尾氏はアメリカから入ってくる安価な小麦粉で、日本初の小麦あられ“かっぱあられ”を開発しました。
この“かっぱあられ”が、今の“かっぱえびせん”のもとになる商品です。“かっぱあられ”のパッケージには“かっぱ”が描かれていて、現在も商品名に引き継がれています。“かっぱえびせん”は1964年に発売が始まり、2021年には年間約1億6千万袋が作られました。
ハニーバターチップが韓国で大ブームに
同社の主力事業はスナック菓子事業で、ポテトチップスなどのポテト系スナックは、国内シェアの70%を超えています。海外でも好調で、中国では、じゃがポックルやじゃがビーが人気で、韓国では2014年に発売した韓国発のオリジナル商品ハニーバターチップが大ブームとなりました。
文/編集・dメニューマネー編集部
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