さまざまなモノの物価が上がり、電気代も値上がりし続けているが、エアコンやストーブなど、どの暖房器具を使用すれば料金を安くできるのか。「電気代がいくらになるか不安」とう人は、燃費のいい暖房器具を生活に取り入れてみてはいかがだろうか。
冬の電気代を節約する方法!電気カーペットは年間5000円も安くできる?
冬は年間で最も電気代が高くなりやすいため、この時期にさまざまな節約術を取り入れる人は多いが、その中には意外と見落とされがちなものもある。冬だからこそやるべき節約術を、電化製品ごとに見てみよう。
電気カーペット──下に保温効果を高めるものを敷いて暖房効率アップ
電気カーペットの下に保温効果を高めるものを敷くことも、節約につながる。
あまり保温効果がないシーツなどではなく、保温シート(断熱マット)や段ボールなどを敷くと暖房効率が上がり、低い設定温度でも暖かさを感じられるからだ。
設定温度を低くすると、どれくらい節約になるのだろうか。
たとえば、3畳用で設定温度を「強」から「中」にした場合(1日5時間使用)、年間約5,000円の節約になる(省エネルギーセンターのデータをもとに1kwh=27円で算出、以下同様)。
冷蔵庫──設定温度を「強」から「中」や「弱」にする
冷蔵庫は周りの温度の影響を受けやすいため、寒い冬の時期は、設定温度を「強」から「中」や「弱」にしても十分に冷やせることが多い。
具体的にどれくらいの節約になるかは条件によって変わるが、たとえば周辺の温度が22度で、設定温度を「強」から「中」にした場合、年間でおよそ1,700円を節約できる。
冬の電気代「一番安い暖房器具」はどれ?
燃料費の高騰によって物価が上がり、電気代も急激に高騰している。冬は寒さをしのぐために、暖房器具は欠かせないが、「電気代がいくらになるのか不安」という人もいるはずだ。 どの暖房器具の電気代が一番安いのか?
オイルヒーターの電気代
オイルヒーターは、本体内のオイルを電気で加熱してパイプ内を循環させることで、熱を放出する暖房器具だ。暖まるまでには時間がかかるが、部屋全体を均一に暖められる。
デロンギの10~13畳用マルチダイナミックヒーターの場合、消費電力は1.5kWだ。1.5kW×31円/kWhで46.5円になる。
石油ファンヒーターの電気代
灯油を気化させて、ガスを燃焼させることで熱を放出する石油ファンヒーター。広い部屋でも狭い部屋にも利用でき、部屋全体を暖められる。
ダイニチの10~13畳用石油ファンヒーターの場合、消費電力は最大0.37 kWだ。0.37 kW×31円/kWhで11.47円になる。
エアコンの電気代はいくら?
エアコンは広いリビングなどに使用するといい。
壁に備えつけるため出し入れ不要で、夏も冬も1年中使える。1時間あたりの電気代は以下の式にて算出できる。
・消費電力(kW)×電力量料金単価31円/kWh
(電力量料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会を参照)
ちなみに、ダイキンの10畳用エアコンの場合、消費電力は最大2kWだ。したがって、2kW×31円/kWhで、62円となる。
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冬の電気代「一番安い暖房器具」はどれ?エアコン、ストーブ、こたつ、ヒーター……
文/編集・dメニューマネー編集部
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