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新型コロナウイルスで入院してなくても「入院給付金」もらえるケース

2023/02/21 07:00

新型コロナウイルスに自分や家族、同僚や友人がかかった人も多いでしょうが、医療保険に入っている場合、入院していなくても入院給付金がもらえることがあります。 新型コロナで「みなし入院」 給付金はいくら出る 新型コロナに感染して、入院せず宿泊施設や自宅療養した場合も入院給付金が受け取れる場合があります。これを「みなし入院」と

新型コロナウイルスに自分や家族、同僚や友人がかかった人も多いでしょうが、医療保険に入っている場合、入院していなくても入院給付金がもらえることがあります。

新型コロナで「みなし入院」 給付金はいくら出る

新型コロナに感染して、入院せず宿泊施設や自宅療養した場合も入院給付金が受け取れる場合があります。これを「みなし入院」といいます。

たとえば30歳男性が自宅療養を10日したとします。彼が入院給付金 日額1万円の医療保険、月々2,710円の保険料に入っているケース(オリックス生命 医療保険キュア・ネクスト)だと、給付金は10万円です。給付金の計算は「主契約の入院給付金日額×療養日数」なので、1万円×10日です。ただし、2022年9月25日以前のみなし入院は、診断年月日から10日間として取り扱うため、実際に療養していた日が少なくても10万円もらえます。

注意点は、PCR検査をせずに医師が新型コロナと診断した「みなし陽性」も給付金の対象ですが、「濃厚接触者」として自宅待機をしたという場合は、新型コロナに感染をしていないため給付金を受けられないことです。

感染した時期がいつかによって給付金の有無が変わる

過去にかかったという人が給付金をもらえるかどうかは、「いつかかったか」によって異なります。

2022年9月25日以前ならもらえますが、9月26日以降にかかったのなら、もらえる人は、重症化リスクが高い人のみです(65歳以上や妊婦など)。支払要件が厳しくなったわけです。

ただ、診断が9月25日以前だったという人は給付金を請求できます。

みなし入院で給付金を受け取るには療養証明書がいる

保険会社には療養証明書を提出しますが、これは、厚生労働省が開発した新型コロナ感染者を管理するシステム(My HER-SYS)で表示できます。

ただし、My HER-SYSに登録をしていなくても医療機関が実施した検査により氏名や結果、診断日などが書かれた陽性を確認できる書類があれば、給付金が受け取れるかもしれません。

それ以外にも「コロナ治療薬が記載された処方箋・服用説明書」などを代わりにできる場合があるので、保険会社に確認してみましょう。

給付金の請求には期限がある

給付金の請求期限には期限があり、感染をした日から原則3年です。保健所から療養証明を発行する場合は申し込みから1ヵ月ほどかかるので、手続きは早めにしましょう。

ただし、期限を過ぎても必要な書類が揃えば請求できる可能性があります。これも保険会社に聞いたほうがよいでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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