病院にかかって毎回「数百円」損する3つのケース 受診料を抑える方法

2023/07/07 11:15

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病院にかかって同じ診察を受けても、受診料が異なる場合があり、なぜ変わるのかを知らないと毎回損してしまいます。病院の受診料は診療報酬で決まっているからで、受診料は診察を受ける時間帯などによって異なります。 「時間外診療」で260円損 朝や夜、週末などの診療時間外の診療には、「時間外加算」が設定されているため、通常の診療代

病院にかかって同じ診察を受けても、受診料が異なる場合があり、なぜ変わるのかを知らないと毎回損してしまいます。病院の受診料は診療報酬で決まっているからで、受診料は診察を受ける時間帯などによって異なります。

「時間外診療」で260円損

朝や夜、週末などの診療時間外の診療には、「時間外加算」が設定されているため、通常の診療代に850円加算され、3割負担の場合は260円高くなります(初診の場合)。

さらに、診療時間外は専門医がいない場合もあるので、あらためて診療時間内に受診したほうがいい場合もあります。

緊急時以外は、なるべく診療時間内の平日18時までにかかると追加の費用はかかりません。

時間外診療の中でも、休日や深夜はさらに高くなります。日曜や祝日は「休日加算」(2500円)が算定されるため、別途払わなければいけない額は3割の750円、22時〜6時は「深夜加算」(4800円)が算定されるため、同じく1440円の割増料金がかかります。

夜間・早朝・休日は“診療時間内でも”割増で150円損

早朝や夜、休日も受診料は高くなります。午後6時から朝の8時まで、土曜日の午後12時から翌朝8時まで、日曜と祝日は終日、「夜間・早朝等加算」が設定されており、割増料金がかかります。初診の場合、150円高くなります(加算額500円の3割)。

土曜日の午後や日曜日でも診療してくれる病院は、診療時間外ではないものの、平日の昼間より高くなることがあります。「平日の昼間より空いているから」などの理由で受診すると、費用がかさんでしまいます。

また、地域の輪番制当番などで日曜診療が行われている医療機関の場合は、診療時間外とみなされ、「休日加算」(2500円)が算定されるため、3割負担で750円の割増料金がかかります。

1ヵ月たつと初診料があらためてとられて640円損

同じ症状で同じ病院を受診しても、前回の受診から1ヵ月たつと、「初診」として取り扱われ、あらためて初診料がとられてしまいます。

たとえば、2月10日に受診し、その後同じ症状で3月10日に再びかかると再診料ではなく、初診料がかかるため、支払う受診料が640円高くなるのです(3割負担の場合)。

ただし病気の種類にもより、糖尿病や高血圧など慢性疾患の場合は1ヵ月以上たって受診をしても初診料はかかりません。逆に、医師の判断で症状が一度完治したと判断された時には、1ヵ月以内の受診でも初診料がかかる場合もあります。

受診料を抑えるためには、自分の判断で治療を中止せず、症状が続くときは1カ月以内に同じ病院を受診してください。病院へかかるときは、平日の18時まで、土曜日の12時までに受診しましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部
(2023年02月21日公開記事)

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