衣替えの季節、コートやダウンなどをクリーニングに出す人がほとんどだが、たいていの衣類はクリーニングに出さずとも、家庭用洗濯機や洗剤の質も上がっているので、自宅で洗濯をすればよい。家の洗濯機で洗えないものだけにすれば、節約できる。クリーニングのコツを元クリニーング店の店長経験者に聞いてみた。
1世帯のクリーニング費用は1年で平均2万円
1世帯あたりのクリーニング費用は、毎月平均して1000円〜1499円で、衣替えのシーズンになると大半の家庭は5000円以上払っており(日本政策金融公庫)、1年で1世帯あたり2万円も使っていることになり、節約できれば助かるはずだ。
クリーニング店の機械は1台あたりの価格が150万から250万円などと高く、機器は1度導入すると20年〜30年は変わらないので、古い機械で洗濯しているクリーニング店がほとんどだという。
このため、最新の家庭用洗濯機のほうが最新機能の導入も早く、中には業者のそれよりも性能を備えた洗濯機も少なくない。
家庭用洗濯機でもたいていの物は洗える
着物や毛皮、高級ダウンコートなど一部の衣類以外、ほとんどの衣類は自宅の洗濯機で丸洗いできる。家庭用洗濯機には、おしゃれ着モードやクリーニング機能などがあり、自宅でもドライクリーニングが行える。
ただ、型崩れしやすい衣類などは、水を使わず、専用の溶剤と衣類を入れて洗う専門店のドライクリーニングが向いている。
家庭用洗濯機のドライクリーニングは、少量の水を使ってやさしく洗う機能で、水をまったく使わないわけではないので、ドライクリーニングが必要な衣類は専門店のほうが仕上がりはよいだろう。
とはいえ、ホームクリーニング専用の洗剤もドラッグストアで売っており、カシミヤやモヘア、リネン、シルク製品のほか、ダウンコートやダウンジャケットなどの製品も丸洗いできることになっている。
毎年のクリーニング代の出費が大きいなら、自宅の洗濯機の機能をチェックして、ホームクリーニングで済ませられないかきないか確かめてみよう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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