「逆指値」上がったら買い、下がったら売るという逆の価格指定

2023/02/23 19:00

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逆指値とは、株や為替が買いたい価格まで“上がったら買い”、または“下がったら売る”という。通常とは逆の発注方法です。 通常、投資では価格が上がったら売り、下がったら売るものですが、逆指値はそれとは反対に売買注文することです 。なお注文は、決めていた価格にならなれば出されないので約定もしません。 メリットは株価の上昇ト

逆指値とは、株や為替が買いたい価格まで“上がったら買い”、または“下がったら売る”という。通常とは逆の発注方法です。

通常、投資では価格が上がったら売り、下がったら売るものですが、逆指値はそれとは反対に売買注文することです 。なお注文は、決めていた価格にならなれば出されないので約定もしません。

メリットは株価の上昇トレンドや下降トレンドを見逃さないこと

逆指値のメリットは、上昇トレンドにうまく乗れる点です。

株などの金融商品は、それまでに付けた高値を上回ると、その後はさらに上昇基調になることがあります。しかし、常に相場を見ていられないので、さらに高くなることを見越して逆指値で買いを出すことで、上昇相場に乗るわけです。

売り注文が有効なのは、持っている株が値上がりをしているが、売るタイミングに迷っているときとされます。逆指値で売りを出すことで、株価が下落基調に入りそうなタイミングを逃さずに、確実に売って利益を得られるという寸法です。

そのほかには、損失を限定的にしたいときにも使えます。それ以上の損を出したくない水準で、あらかじめ逆指値で売り注文を出しておけば、損失が膨らむのを防げます。こうした注文を「ロスカット」といいます 。【お金の単語帳】