特約とは、保険の基礎となる主契約に任意で付け加えられる保障です 。そのため、特約だけで申し込むことはできません 。また、特約の保障は一般的には、主契約が満期を迎えると同時に（あるいは80歳を迎えると）切れてしまいます。　　

特約を付ける目的は、主契約の保障内容をさらに膨らませたり、主契約と異なる特別な保障を付け加えたりすることです。

特約は自分のニーズに合わせて選べる

たとえば、死亡保証が主契約の保険に病気や入院などに備える医療保障特約を付けて入院や手術給付金を受け取れるようにしたり、貯蓄型の保険に、定期保険特約を付けて子供が成人になるまでの一定期間だけ死亡保障額を増やしたりできます。

その他には、リビングニーズ特約というのもあります。これは、余命6ヵ月以内と判断されたとき、生前に死亡保険金の一部または全部を受け取れるもので、治療費などに回せます。

特約には、無料で付けられるものもありますが、たいていは主契約の保険料とは別に保険料がかかります。

特約の保証期間は主契約と異なることがある

注意しなければならない点は、主契約の保障期間が終身でも、特約は保証期間が決められているケースがあることです。もし特約を更新する場合、保険料は更新時の年齢をもとに再計算されるため、上がる可能性が高いです 。

また、同じような名前の特約でも、保障内容や給付条件は、生命保険会社によって異なり、主契約や特約の種類によっては付けられないこともあります。【お金の単語帳】