浪費癖がある人は、必ずその原因となる問題が自分の中に潜んでいます。浪費癖をなくすには、自分の中に潜む問題を把握することが先決です。
その視点から、浪費癖がある人に多い5つの特徴や改善策をお伝えします。
物欲が強い
浪費癖がある人には物欲の強さが目立ちます。お金がなくてもリボ払いやカードローン、キャッシングなどで購入し、返済できない借金を抱える人もいます。
そのような人の多くは根本的な問題を抱えています。
たとえば、
・欲しいものを手に入れないと気がすまない
・欲しさゆえの衝動買いをしやすい
・満たされない心を買い物で埋めたがる
・人が持っていると欲しくなる
などの問題です。そこを改善しないと浪費癖を抑えるのは難しいでしょう。逆に言えば、その点を改善できれば急激に浪費癖が収まる可能性も秘めています。
見栄っ張り
浪費癖がある人は、見栄っ張りで人より優位に立ちたがる傾向があります。
それが高じて収入に見合わない高級志向やマウンティング、異常な気前の良さなどがあらわれます。それがしばしば浪費癖につながります。
しかし、それは自分に自信がないことの裏返し。自分に自信がつけば見栄を張ることも浪費癖もなくなる可能性があるでしょう。
それを実現させるためにも、まずは自分の長所を見つけて自信をつけることから始めてみましょう。
自分に甘い
浪費癖がある人はほぼ例外なく自分に甘いようです。その典型例が「自分へのご褒美が多い人」や「ダイエットが長続きしない人」です。また、先述した「欲しいものを我慢できない人」もここに入ります。
自分への甘さゆえに浪費が重なれば、やがてそれが多額の借金につながる恐れがあるので注意が必要でしょう。その対策として1週間など短期スパンで使えるお金の上限を決めるといいでしょう。
お金の使い方を工夫するようになり、浪費癖が収まる可能性が高くなります。
計画性がなくルーズである
浪費癖がある人は、計画性がなくルーズな傾向もあります。
「いつも遅刻ギリギリに家を出るので忘れ物が多く、出先でよくビニール傘などを買う」「整理整頓ができないので家にあるものをまた買ってしまう」などの行動で表れます。
自分にその傾向がある場合は「目立つ場所に明日の予定や持ち物を書く」「家族や友人などの協力を得ながら時間や持ち物、お金の管理を行う」などの対策と行うとよいでしょう。
ちょこちょこ買いが多い
ちょこちょこ買いが多い人も浪費癖がつきやすい人です。特にコンビニや100均が好きで特に用がなくても立ち寄ってしまう人は注意しましょう。
たとえ小さな浪費でも、それが度重なれば浪費癖です。その悪癖はどこかで断つ必要があります。
「明らかに用がある時だけお店に行く」「欲しいと思ってもすぐに買わない」などの方法で、脱・浪費癖を目指してみましょう。
まずは浪費癖の原因となる問題の改善を図ろう
多くの場合、自分の中にある問題が改善されれば浪費癖も改善されます。ただ、その問題は自分の力では容易に改善できないことも少なくありません。その場合は家族や友人、自助グループ、専門家などの力を借りて問題の改善を図ることをおすすめします。
元銀行員ライター。預金・為替業務に長く携わった経験をもとに、節約などの記事を多数執筆。現在はジャンルを広げて教育系の資格を生かした記事まで幅広く執筆。
(2022年3月24日公開記事)