コロナウイルスの感染症法上の分類がインフルエンザと同じ5類になることが決まり、スポーツを含むイベントの盛り上がりが期待され、株式市場でもスポーツ関連株に関心が広がっています。1月末から2月24日までに日経平均は約0.5％上がっただけですが、これらの銘柄の株価は4%以上、上がっています。

1月末比で株価上昇率が日経平均を2％ポイント以上上回っている銘柄を探してみました（本文2月24日終値）。

アシックス──オニツカタイガーなどファッション好きにも人気

陸上競技などのシューズで知られるアシックス <7936> （東証プライム）は、オニツカタイガーなどのブランドも人気があり、ファッション好きにも支持されています。1月末の株価3070円から3255円に6.0%上がっています。

ヨネックス──バドミントン、テニスなどスポーツ用品大手

バドミントンやテニス、ゴルフ用品で知られるヨネックス <7906> （東証スタンダード）、最近、世界ゴルフ殿堂入りを果たした韓国女子ゴルフ界のレジェンド、朴セリさんとアドバイザリー契約を結んだことを発表しました。株価は1264円から1344円に6.3%上がりました。

ミズノ──野球、ゴルフ用品などのスポーツ用品メーカー

野球、ゴルフ用品などスポーツ用品の総合メーカー・ミズノ <8022> （東証プライム）。ちょうど2月24日にスポーツをテーマにしたデジタルアートを発表しています。株価は2940円から3070円へと4.4%上がっています。

藤倉コンポジット──ゴルフシャフトなどの産業資材メーカー、13%もアップ

ゴルフ用カーボンシャフトや、登山靴などを手がける藤倉コンポジット <5121> （東証プライム）。同社のカーボンシャフトにはSpeederやVENTUSなどのラインがあり、プロにも支持されています。株価は895円から1016円へと13.5%も上がっています。

ゼット──野球用品が強いスポーツ商社を核にグループで幅広く展開、20%以上も上昇

野球用品が有名なゼット <8135> （東証スタンダード）ですが、バスケやサッカーなどのウェアも手掛けています。物流会社や海外の販売会社、スポーツ施設運営企業などグループ企業も多く、株価は302円から366円へと21.2%上がっています。

株式市場ではこの他にもアウトドア、スポーツ、レジャー関連などの銘柄も関心が高まっています。探してみると、意外な銘柄が見つかるかもしれません。

文/編集・dメニューマネー編集部

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