節約術

エコキュートで補助金5万円!電気代を安く使うコツは?補助金は13年ぶり

2023/02/28 10:00

光熱費が上がり、多くの人が頭を悩ませている中、家庭用の給湯器「エコキュート」の補助金が3月、13年ぶりに復活し、1台あたり5万円補助されます。電気温水器やガス給湯器と比べてお得と言われており、給湯器にエコキュートを選ぶ家は増えているようです。 エコキュートを買えば補助金5万円がもらえる エコキュート(自然冷媒ヒートポン

光熱費が上がり、多くの人が頭を悩ませている中、家庭用の給湯器「エコキュート」の補助金が3月、13年ぶりに復活し、1台あたり5万円補助されます。電気温水器やガス給湯器と比べてお得と言われており、給湯器にエコキュートを選ぶ家は増えているようです。

エコキュートを買えば補助金5万円がもらえる

エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯機)の補助金は1台あたり5万円で、対象は2022年11月8日以降にエコキュートを買った人で、申請は2023年3月下旬からの予定です(高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金)。補助金は先着順で予算に達したら終わるいので急いだほうがいいかもしれません。

エコキュートの取り付けには、本体価格と工事費を合わせておよそ40~50万円かかりますが、電気代の安い夜間にお湯を沸かして貯めておけるので、給湯にかかる費用がガス給湯器の約3分の1、電気温水器の約4分の1になるといわれています。

たとえば、電気温水器でお湯を沸かす光熱費が年間約8万円かかるような場合でも、エコキュートなら約2万円で済みます。取り付けに50万円かかっても、8年使えば元が取れることになります。

エコキュートで光熱費を節約する3つのコツ

ガス給湯器や電気温水器よりも光熱費が安いエコキュートですが、さらに節約できるコツが3つあります。

節約のコツ1 高温たし湯を使う

1つめのコツは、お風呂のお湯を温めなおすときに「高温たし湯(足し湯)」を使うことです。ぬるくなったお湯をタンクに戻して温めなおす「追い炊き」よりも、タンクの中の熱いお湯を足す「高温たし湯」のほうが、エネルギーを使わないので光熱費の節約になるそうです。

節約のコツ2 沸き上げの温度設定を50度にする

2つめのコツは、沸き上げ温度の設定を50度にすること。タンクに貯まったお湯は、水を混ぜて温度調節して蛇口から出ます。沸き上げ温度を60度、給湯温度を45度に設定した場合、温度を下げるために水をたくさん使いますが、沸き上げ温度を50℃にしておけばあまり水を使わなくてもよくなるので、水道代が節約できると言われています。

節約のコツ3 沸きまし機能をオフにする

3つめのコツは、タンクのお湯が切れそうになったら自動でお湯を沸かす「沸きまし機能」をオフにすることです。設定をオフにすれば、電気代の高い昼間に自動でお湯を沸かすことがなくなります。

エコキュートを買うときの注意点

エコキュートを買うときに注意したいのは、容量と設置場所です。

自宅で使う湯量に合っていない小さいエコキュートを選ぶと、お湯切れが多くなって何度も沸き上げをすることになり、光熱費が高くなります。

また、エコキュートは温めた湯を貯めておくタンクを野外に設置しますが、その場所が隣家に近いと、沸き上げの音がうるさいとクレームになるかもしれません。

エコキュートを買うときは、容量は足りているか、取り付け場所に問題がないかを事前に確かめることが大切です。

文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部

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