NHKの受信信料をお得に支払う方法として、クレジットカード払いや年間払いがよく知られているが、他にも安くするやり方がある。たとえば、離れた家族がいる場合は、家族割が使えるが、他にはどんな方法で高い受信料を安くできるのだろうか?
安くする方法1 離れて暮らす家族が対象の「家族割引」で半額に
家族割引とは、学生の一人暮らしや単身赴任など、同一生計で離れて暮らす家族が使える制度で、受信料が50%割引になるお得な制度だ。
12ヵ月前払いをした場合、地上契約で6825円、衛星契約で1万2093円の料金となる。
通常契約で12ヵ月分を前払いした場合、地上契約で1万3650円、衛生契約で2万4,185円を支払わなければならない。
家族割を使ったとき、地上契約は通常契約よりも6825円安くなる。これは半額の値段だ。
また、衛生契約で12ヵ月分を前払いした場合でも家族割を使ったとき、通常契約よりも1万2092円といったように約2分の1安くなる。
ただし注意点が一つある。この制度が使える支払い方法は、口座振替・クレジットカード継続払い・継続振込のいずれかに限られるのだ。郵送される振込用紙で支払っている場合は、割引されないので気をつけてほしい。
安くする方法2 「団体一括支払い制度」を使うと年間2000円前後安くなる
ドコモ光やJ:COMといったケーブルテレビを契約している人は、「団体一括支払い制度」を使って支払えば、決済方法に応じて年間で2000円ほど受信料を安くできる。
団体一括支払いとは、ケーブルテレビ会社を通してNHKの衛星受信料を払うことで、料金が割引される制度のことをさす。
ケーブルテレビ会社の他にも、マンション管理組合や町内会などで15人以上の受信料をまとめて支払えば割引の対象になる。
また、前述の家族割引と団体一括支払いは併用できる。
中には、団体一括支払いに対応していないケーブルテレビ会社もあるので、Webサイトなどで確かめてほしい。
安くする方法3 「奨学金をもらっている一人暮らしの学生」なら全額免除に
割引だけでなく全額免除される制度もある。
生活保護を受けている人などが免除の対象になるが、特に見落とされやすいのが、奨学金をもらっている、もしくは授業料免除を受けている一人暮らしの学生だ。
これら3つの受信料を安くする方法は、対象となる人が多いにもかかわらず見落とされがちなものばかりだ。当てはまるものがないか今一度、しっかと確かめてみるとよいだろう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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