PayPayやd払い、おサイフケータイなどのスマホ決済が普及する中、2017年から毎年行われている調査で、「スマホ決済を利用したい」と答えた人が初めて5割を超えた。直近1年間にスマホ決済を使った人の7割が、週1回以上スマホ決済で支払っているが、スマホ決済で支払った割合は、支払い回数のまだ「1~2割」に過ぎず、今後も増えるのか注目されるところだ。
コロナ禍で大きく伸長
調査はマイボイスコムが2月、9,879人を対象に行った。スマホ決済を「利用したい」と答えた人が33.9%、「やや利用したい」が18.8%で、全体の5割強を占めた。逆に「利用したくない」が16.5%、「あまり利用したくない」が10.4%いた(残りは「どちらともいえない」)。
コロナ禍前の第3回(2019年)の調査では、利用したい、やや利用したいをあわせて20%しかいなかったが、その翌年の第4回(20年)では35.1%と大きく伸び、その後42.2%、48.2%と増え、今回の調査で初めて5割を超えた。コロナ禍の中で、非接触であることが評価されたのかもしれない。
スマホ決済で重視していることについては、利用できる店舗・サービスの多さが67.8%、ポイント還元率の高さを重視している人が55.0%いた。
利用したい人と利用したくない人の意見
利用したいと答えた人にその理由を聞いたところ、「レジでの会計がとてもスムーズ」「ポイント付与もあり、また色々なキャンペーンなど還元率の高い物も多い」といったものや、「絶対に値引きされない商品でもスマホ決済で数%でも還元されるなら利用する」といった回答があった。
一方、利用したくない人の理由は、「スマホには、いろいろな情報がたくさん入っていて第三者に情報を見られたくない」「セキュリティの問題。停電時には使えない。通信障害時に使えない」といったものが目立った。
文/編集・dメニューマネー編集部
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