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話題のAI「チャットGPT」に「つみたてNISAのおすすめ投信は?」と聞いてみた

2023/03/04 08:00

あらゆる質問やリクエストにAIが即座に答えてくれる話題の「ChatGPT」(チャットGPT)は、ニュースや紹介記事を見ない人がないほどはやっていますが、個人投資家が活用できないものでしょうか。 今回は、チャットGPTに「つみたてNISAでおすすめの投信」を聞いてみました(なお本文中でおすすめしているのはチャットGPTで

あらゆる質問やリクエストにAIが即座に答えてくれる話題の「ChatGPT」(チャットGPT)は、ニュースや紹介記事を見ない人がないほどはやっていますが、個人投資家が活用できないものでしょうか。

今回は、チャットGPTに「つみたてNISAでおすすめの投信」を聞いてみました(なお本文中でおすすめしているのはチャットGPTであって、編集部ではありません)。

チャットGPTは何ができる?どんなサービス?

0.話題のAI「チャットGPT」に「つみたてNISAのおすすめ投信は?」と聞いてみた
(画像=ChatGPT Webサイトより)

チャットGPTはパソコンなどにインストールして無料で使えるサービスです。人工知能の研究開発機関であるOpenAIが2022年11月に公開しました。小説を自動で生成するための言語モデル(GPT)がベースになっているそうです。

テキストで質問やリクエストを打ち込むと、ネット上の情報を集めて即座に答えてくれます。サービスは英語ですが、日本語での質問にも日本語で答えてくれます。

ネット上にある情報をもとに答えているため、正しくない情報や見解が含まれている可能性はありますが、一つの参考にはできそうです。

編集部のパソコンで登録して、「つみたてNISAのおすすめ投信を教えて」と入力すると、数十秒で答えてくれました。

「つみたてNISAのおすすめ投信を教えて」と聞くと……

1.話題のAI「チャットGPT」に「つみたてNISAのおすすめ投信は?」と聞いてみた
(画像=実際の回答(ChatGPT Webサイトより))

まず回答として、つみたてNISAについての説明が表示されました。以下、二重カギカッコ内はチャットGPTの回答です。

つみたてNISAは、将来の資産形成のために非常に便利な制度です。投資信託は、その中でも人気の高い選択肢の1つです。ただし、投資はリスクを伴うため、自分のリスク許容度や投資目的に合わせた投資商品を選ぶことが重要です。』

つみたてNISAを「将来の資産形成のために非常に便利な制度」と評価しています。また投資信託について「人気の高い選択肢の1つ」と説明しています。ここについては、つみたてNISAETFを含む投資信託にしか投資できないため、「選択肢の1つ」と言い方にはちょっと語弊がありそうです。

次に、チャットGPTは投資のリスクについてのお断りを表示しました。

『以下は、一般的に人気の高いつみたてNISA向け投資信託のいくつかの例です。ただし、これらはあくまでも参考であり、リスク許容度や投資目的によっては、別の投資商品が適切かもしれませんので、投資する前に自己責任で投資についての十分な情報を収集してください。』

こうしたディスクレーマー(免責事項)を先に述べるのはなかなか気が利いていると言えそうです。

おすすめの投信5本

最後に、おすすめの投資信託を5本、回答してくれました。国内株、世界株、国内再建、先進国株、新興国株の5ジャンルから、それぞれ一つずつ挙げています。

『1 純国内株式型
日経225連動型上場投信など
2 全世界株式型
楽天・全世界株式インデックス・ファンドなど
3 国内債券型
SMTAM・Jリートインデックスなど
4 先進国株式型
三菱UFJ国際・スマート・インデックス・グローバル・インデックス・シリーズなど
5 新興国株式型
SBI・新興国株式インデックス・ファンドなど』

それぞれのジャンルから一つずつ挙げている一方で、しっかり「など」と表記して、「これだけではないですよ」と断っています。

その上で、最後にコストについても言及しています。

『また、証券会社や投資信託の提供会社によって、販売手数料や運用コストなどが異なりますので、自分に合った投資商品を選ぶためには、それらの点も考慮に入れることが重要です。』

たしかに同じ投信でも、買う証券会社によってコストが異なることがあるので、こうした注意書きは役に立ちます。

今回初めてチャットGPTにおすすめの金融商品を聞いてみての感想としては、回答が生成されるスピードが速いということです。

つみたてNISAは買える商品が決まっていますし、売れ筋のランキングなどの情報も多いので、質問内容としては、比較的答えやすいものだったと言えます。

今後、もうちょっと答えづらそうな質問もしてみようと考えています。興味を持ったら登録して使ってみてはいかがでしょうか。

文・濱田 優(dメニューマネー編集長)
編集・dメニューマネー編集部

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