結婚・出産に備えたい

結婚式のキャンセル料は安くできる?

2023/03/03 10:00

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結婚式を体調不良や不慮の事故が原因で、延期やキャンセルする場合、どれくらいお金を取られるのだろうか。 キャンセル料は結婚式当日に近づくほど高くなる そもそもキャンセル料がかかるのは、式場の本予約をしたあと、新郎新婦側の都合でキャンセルしたときだ。 キャンセル料は一般的に、式日に近づくほど高くなり、相場は次のとおりだ。

結婚式を体調不良や不慮の事故が原因で、延期やキャンセルする場合、どれくらいお金を取られるのだろうか。

キャンセル料は結婚式当日に近づくほど高くなる

そもそもキャンセル料がかかるのは、式場の本予約をしたあと、新郎新婦側の都合でキャンセルしたときだ。

キャンセル料は一般的に、式日に近づくほど高くなり、相場は次のとおりだ。

キャンセル時期 キャンセル料
式5ヵ月前まで 申込金の25%〜全額+実費
式5〜3 ヵ月前まで 見積額の20%まで+実費
式3〜1ヵ月前まで 見積額の30〜40%まで+実費
式1ヵ月〜10日前まで 見積額の45%まで+実費
+外注解約料
式9日前〜前日まで 見積額の45%まで+外注解約料
+納品済み物品代金
式当日 見積額の100%
(出典:公益社団法人日本ブライダル文化振興協会のモデル約款より筆者作成)

上の表にある「申込金」とは、本予約をするときに支払う手付け金のようなもので、相場は5万〜20万円ほどだ。キャンセル時期が早ければ、この申込金をもとにキャンセル料が決まる。

結婚式当日に近づくと、「見積額の●%」でキャンセル料は決まることが多い。

たとえば、見積額が300万円のときのキャンセル料が20%なら60万円、45%なら135万円かかり、当日のキャンセルなら300万円がかかってしまう。

キャンセル料だけでなく、招待状や席次表などの実費や、司会などを既に手配していたときは「外注解約料」もかかる。

延期料は時期によってはかからないことも

キャンセルではなく延期の場合、「元々の予定日から1年以内での延期」といった各式場の条件を満たすと費用がかからないこともある。

それ以上先に延期するときは、キャンセル料と同じように、日数に応じて「見積額の●%」の費用がかかる場合があるので注意してほしい。

キャンセル・延期料を安くする方法は?

キャンセル・延期料を抑えるためには、連絡を早めに式場へしたほうがいい。遅くなるほど費用は高くなる。

電話などの連絡だけでキャンセルしたことになるのか、書面での手続きが必要なのかも事前に確かめておいたほうがよい。

また、最近では、病気や身内の不幸などによるキャンセルに対して保険金が下りる「ブライダル保険(結婚式総合保険)」もある。

保険料が高いほど補償限度額も多くなり、たとえば、保険料が1万6000円なら限度額が150万円。保険料が5.6万円なら限度額が850万円のように定められている。

キャンセル、延期する可能性がありそうなら、保険を検討してもいいかもしれない。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
画像・Mitsuru Kumazawa / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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