電気代が高くなっており、少しでも節約したいと考えている人も多いはず。普段何気なく使っているトイレでも、ちょっとしたことに気をつけるだけで年間約2,330円の電気代が節約できる。
トイレで電気代を節約するためにすべきはこの2つ
多くの家庭にある暖房便座の電気代を節約するには、まずトイレを使ったらフタを閉めることだ。それだけで、年間約1,080円の節約になるという(省エネポータルサイトによる試算。条件は家庭によるため参考。以下同じ)。
理由はフタが開いていると、熱が放射されて常に便座を温め続けないといけないからだ。使用しないときにフタを閉めておくだけで電気の消費を抑えられる。
また、温水洗浄の機能がある便座なら、便座と洗浄水の温度を低く設定すると電気代が節約できる。便座の温度を中から弱に変更し冷房期間はオフにすると年間約820円、洗浄水の温度を中から弱にすると年間約430円の節約になる。
すべての金額を足すと、年間で約2,330円節約できることになる。
温水洗浄便座には「貯湯式」と「瞬間式」があり、実は電気代の差は大きい
温水洗浄便座にも2つのタイプがあり、洗浄水を保温し続ける貯湯式と、洗浄水を出す瞬間に温める瞬間式があり、年間の電気代は後者、貯湯式のほうが高い。
たとえばLIXILのシャワートイレ(INAX)で比べると、貯湯式(RTシリーズ)は5,084円、瞬間式(RWシリーズ)は3,224円であり、その差は約1,800円だ。
今後トイレを買い替える際には温水洗浄の利用頻度を含め、どちらのタイプにするか検討するのも良いだろう。
トイレを新しくすることで水道代の節約になる場合も
古いタイプのトイレをずっと使っている家庭は、便器を買い替えると節約になる場合もある。
これはメーカーの技術開発で節水の性能が年々進化しているからで、現行モデルの主流は大洗浄1回あたり3.8〜4.8リットルの水を使用するが、2008年以前のモデルでは5リットル以上の水が必要だからだ。
1日に使う水のなかで、トイレに使う割合は21%といわれる(東京都水道局)。古いモデルを使っている人なら、トイレを新しいものに変えると節水でき、水道代の節約にもつながる。
便座と洗浄水の温度は設定を変更し、トイレのフタを閉める習慣をつければ節約につながる。次にトイレに行った時に設定を変更し、使い終わったらフタを閉めよう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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