引っ越しして新しい生活を始めるには、敷金や礼金、引っ越し費用など何かとお金がかかりますが、必要な物を買わずに借りれば初期費用を抑えられます。春から一人暮らしを始める人が使えそうなレンタルサービスには、どのようなものがあるのでしょうか。

「家電」のレンタル──故障や急な引っ越しでも慌てずに済む

家電レンタルでは、冷蔵庫や洗濯機、電子レンジなどの生活家電を月々数千円から借りられます。新品だけでなく中古品のレンタルもあり、中古品のほうが費用を抑えられます。

メリットは、故障時に無償で交換や修理をしてくれる業者が多いことです。家電が壊れると短期間でも生活が不便になるため、すぐに交換してくれる業者を選んでおくと安心です。

また、単身者は転勤や結婚などで数年のうちに引っ越すかもしれません。引越し先の物件によっては、照明やエアコンなどの家電がすでについていることもあります。そんなときも、レンタルなら家電を捨てる手間がかかりません。

「家具」のレンタル──コーディネートの相談ができることも

買うと高級な家具も、月々数千円で借りられるサービスもあります。高い家具を買う前のお試しにもよいでしょう。プロにコーディネートのアドバイスを受けられるサービスもあり、自分で一つひとつ家具を選ばなくても、統一感のある部屋にできます。

SNSを見て、せっかく一人暮らしをするなら自分らしい素敵な部屋にしたいと考えている人も多いでしょう。インテリアに自信があれば、友人や恋人も呼びやすくなります。

「寝具」のレンタル──手入れ不要、清潔な布団で寝られる

引越ししてすぐ必要な布団などの寝具もレンタルできます。月々数千円で、布団を汚してしまっても追加費用なしでクリーニングしてくれたり、」季節にあわせた布団に換えたりしてくれます。オフシーズンの布団の収納場所に困らないのもメリットです。

布団を洗濯して干すのは意外と面倒ですが、クリーニングに出すのは大変です。一人暮らしだと、手入れしない人も多いでしょうが、ダニによるアレルギーなど健康被害が出ることもあります。

最近はさまざまなレンタルサービスがあり、上手く使うことで初期費用を抑えて一人暮らしを始められます。ただし、利用期間が長くなるとかえって費用がかさむこともあるため、気を付けましょう。家具などは、使い勝手を確かめたら買い取れるサービスを選ぶのもいいかもしれません。

文・木崎 涼（ファイナンシャル・プランナー）
編集・dメニューマネー編集部

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