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「30代の独身女性は生命保険に入る必要がある?」チャットGPTに聞いてみた

2023/03/06 07:00

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これまで「つみたてNISAのおすすめ投信」や「電気代を節約する方法」をChatGPT(チャットGPT)に聞いて見ましたが、今度は「30代の独身女性は生命保険に入る必要がある?」と聞いてみました。 独身なら死亡保険は「要らない」だろうと想定して質問したら…… チャットGPTは、パソコンなどにインストールし、質問やリクエス

これまで「つみたてNISAのおすすめ投信」や「電気代を節約する方法」をChatGPT(チャットGPT)に聞いて見ましたが、今度は「30代の独身女性は生命保険に入る必要がある?」と聞いてみました。

独身なら死亡保険は「要らない」だろうと想定して質問したら……

チャットGPTは、パソコンなどにインストールし、質問やリクエストを書くと、AIがその場で答えを出してくれる無料のサービスです。

生命保険(ここでは死亡保険をイメージしています)が必要なのは、子供がいたり家計を支える必要があったりと、自分が働けなくなることで困る人がいるケースに限られると思われます。

このため、独身であれば、ひとまず生命保険に入る必要はないという想定を持ちながら、聞いてみました。

チャットGPTはまず、30代の独身女性が生命保険に入る必要があるかどうかは、「その人の状況によって異なります」と断った上で、「一般的な考慮事項」として解説しました。以下、カギカッコはチャットGPTの回答からの引用です。

まず生命保険について、「死亡時に受取人に保険金を支払うことにより、その人の生活を支援するもの」と定義。「そのため、主に家族や配偶者など、経済的に依存している人がいる場合に重要となります」と説明します。

その上で、「一方で、独身で経済的な依存先がなく、自己資金で生活できる場合は、生命保険に加入する必要性は低く」なると指摘しました。

しかし、「ただし、将来的に結婚や家族を持つ予定がある場合や、将来的な医療費用や介護費用に備えるために保険に入ることも検討できます」と余地を残しています。

さらに「若いうちに加入することで保険料が安くなる場合」があるとして、「将来的に保険に加入する可能性がある場合は、早めに加入することも一つの選択肢」になるとアドバイスもしています。

最後に、「以上のことを踏まえ、個人の状況に応じて、生命保険に加入する必要性があるかどうかを検討することをお勧めします」と締め括りました。

質問の設定があいまいということもあって、どうとらえるか解釈が分かれる部分もありますが、一定の説得力を持つ回答と言えそうです。

そこで、さらに「結婚する予定も、子供を産むつもりもないなら、生命保険に入らなくてもいい?」と聞いてみました。

結婚も出産もしないなら生保に入る必要性は低い

0.話題のAI「チャットGPT」に「つみたてNISAのおすすめ投信は?」と聞いてみた
(画像=ChatGPT Webサイトより)

するとチャットGPTはまず、「結婚する予定も、子供を産むつもりもない場合、生命保険に入る必要性は低いと言えます」と回答しました。

その理由は、「生命保険は、死亡時に受取人に保険金を支払うことにより、その人の生活を支援するものであり、主に家族や配偶者など、経済的に依存している人がいる場合に重要」だからといいます。

事前の想定どおりですが、「ただし」として以下のように続けました。

「将来的な医療費用や介護費用に備えるために保険に加入することも検討できます。また、若いうちに加入することで保険料が安くなる場合があります」

たしかに、生命保険に求められるものは死亡保障だけではなく、働けなくなった時の自分の生活の支えという側面も期待できるので、納得感があります。

最後に、「そのため、将来的に保険に加入する可能性がある場合は、早めに加入することも一つの選択肢」となるとした上で、最初の質問に対する回答と同じ文章で締めくくりました。

そこでさらに、「働けなくなった時に備える保険に入るなら、保険料はいくらが妥当ですか?」と聞いてみました。

働けなくなった時の保険は?

この質問についても、「適切な保険料は個人の状況に」よるとし、一般的な考慮事項を説明しました。

まず「失業保険や労災保険など、既に加入している保険があるかどうかを確認」すること。これらの保険に加入しているなら、「重複する保障内容を持つ保険に加入する必要は」ないと説明。

保険料については、「個人の収入や生活費などを考慮」して決めることになるが、「保険料は、保障内容や保険金額、加入年齢、健康状態などに」よるとしました。

たとえとして、長期の入院に備える保険を選ぶと高額の保険料が必要となる場合があるとした上で、「保険料が高額であっても、自分自身や家族を守るために必要な保険であれば、妥当な金額」と補足し、「逆に、不必要な保険に高額な保険料を払っている場合は、見直す必要があるかもしれません」と解説しています。

こうした回答を見るにつけ、どの保険に入ればいいのか、具体的に妥当な保険料、必要な保険金の額がいくらか、といった、「個々の状況によって回答が異なる」ものを問うのは難しいことが分かりますが、これはFPなどお金のプロに相談しても同じことが言えそうです。

今さらながら、チャットGPTは「具体的に専門家に相談する前の、基本的な考え方について整理する」ためには使えそうです。

文/編集・dメニューマネー編集部

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