面接で落とされるよくない質問 給料や休暇をうまく聞く方法

2023/03/10 10:00

面接の終わりに「最後に何か質問はありますか?」と聞かれることはよくあり、多くの人が聞きたいのは待遇や福利厚生などでしょうが、聞き方を間違えると印象が下がって採用されません。よくない聞き方と、別の聞き方を確かめましょう。 よくない聞き方:待遇面──「年収はいくらですか?」「昇給のタイミングは?」 給料などの待遇については

面接の終わりに「最後に何か質問はありますか?」と聞かれることはよくあり、多くの人が聞きたいのは待遇や福利厚生などでしょうが、聞き方を間違えると印象が下がって採用されません。よくない聞き方と、別の聞き方を確かめましょう。

よくない聞き方:待遇面──「年収はいくらですか?」「昇給のタイミングは?」

給料などの待遇については一番気になるところでしょうが、評価がまだのうちから直接的に聞くと、よくない印象を持つ面接官も少なくありません。そのかわりに、間接的な聞き方にする、タイミングはできれば面接官から条件の話が出たときにしましょう。

入社時点での給与額が聞けなくても、既に働いている人の状況を聞くことで、間接的に情報を得られる聞き方がよいでしょう。

良い聞き方──「希望の部署で働いている方のキャリアパスについて教えていただけますか?」

よくない聞き方:残業──「残業はありますか?」

こうした聞き方では、「忙しいとすぐ辞めるのではないか」と思われてしまうので、この点についても直接聞くのはやめましょう。また、長時間の残業やサービス残業はいけませんが、どうしても残業が必要なことはあるはずなので、前職でためらわずに残業していたことを伝えて、抵抗がないことを示すとよいでしょう。

良い聞き方──「繁忙期における1日のスケジュールを教えていただけますか?」

よくない聞き方:産休・育休──「育児休暇はどれくらい取れますか?」

取得についてのみ質問すると「入社後すぐに産休・育休を取られる」と思われ、「戦力になりそうにない」と判断される可能性があります。そのため、質問する際は長期的に働く意思を伝えることが大切です。

良い聞き方──「結婚後や出産後も活躍されている女性社員は多いですか?」

よくない聞き方:休暇──「有給休暇はどれくらい取得できますか?」

質問する際に「有給休暇」や「休日」という言葉を使うのは避けたほうがよいでしょう。意欲の面で疑問をもたれる恐れがあります。どうしても聞きたい場合は、仕事への前向きさをアピールしながら遠回しに質問しましょう。

良い聞き方──「御社で働く方々は、どのようにリフレッシュされていますか?」

いずれも誰もが気になる内容ですし、社員の権利を考えるとストレートに聞いても問題ない質問のはずですが、面接官がフェアな耳を持っているとは限りません。言い回しに気を付け、仕事への意欲を見せながら質問して、印象を下げないようにしましょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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