退職・老後が近い

年下社員に嫌われる「再雇用シニア」の3つの特徴

2023/03/12 10:00

定年退職した後、同じ会社に再雇用されて働き続ける人もいるだろうが、そこでの振る舞いによっては年下社員から嫌われてしまう。社内で孤立しがちな再雇用シニアには、次の3つの特徴がある。 特徴1 部下だった年下の上司の指示を聞かない 再雇用では、現役時代は自分の部下だった人が上司になることが多いが、その人の指示通りに動かないと

定年退職した後、同じ会社に再雇用されて働き続ける人もいるだろうが、そこでの振る舞いによっては年下社員から嫌われてしまう。社内で孤立しがちな再雇用シニアには、次の3つの特徴がある。

特徴1 部下だった年下の上司の指示を聞かない

再雇用では、現役時代は自分の部下だった人が上司になることが多いが、その人の指示通りに動かないと厄介者として扱われるだろう。

特に多いのが、指示に対して「分かりました」と返事はするものの、過去の経験があるからと自己流で進めるケースや、できない理由ばかりを並べるケースだ。

指示に対して意見を述べたほうがいい場面もあるかもしれない。ただ、現役時代は自分の部下だったからといって、年下上司を軽んじた言動をするのはよくない。

特徴2 過去の成功体験をもとに価値観を押し付ける

「昔はこうだった」「過去の経験から自分ならこうする」のように価値観を押し付けることが多いと、年下社員に煙たがれることがある。

過去に固執していると思われるし、過去の経験がそのまま通用するとは限らないからだ。

また、年下管理職(現役時代は自分の部下)を差し置いて若手社員を飲みに連れていき、「部長は当てにならない」などと言うのもよくない。その言葉がきっかけで、若手社員が管理職の言うことを信用しなくなり、社内の雰囲気を乱すかもしれない。

価値観を押し付けず、周囲の意見を柔軟に受け入れる姿勢が大切だ。

特徴3 「給料が業務量に見合っていない」とぼやく

再雇用では、現役時代と比べて業務量があまり変わらなくても給料が4~6割ほど減ってしまうことが多く、それに対する不満を頻繁に口にすると年下社員から距離を取られるかもしれない。給料については、言われた側はどうすることもできない。

不満を口にするだけでなく、「自分の仕事の範囲を決めて、他の人の仕事は手伝わない」「新しい仕事を覚えようとしない」といった行動があからさまに多くなるのも、嫌われる原因となる。

再雇用の給料と業務量が見合っていないという話はたびたび議論になるが、年下社員のモチベーションが下がる言動は避けよう。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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