先進的な素晴らしいアイデアや商品・サービスが生まれたとき、「イノベーション」という言葉で紹介することがあります。よく使われている外来語ですが、これも漢字(日本語)にすると、どのように書けばいいのでしょうか。
日本語への言い換えの必要性高い「イノベーション」
イノベーションは英語で“ innovation”と書きます。数十年前から用いられている外来語で、省庁の白書にも多用されています。しかし、一般的に意味をきちんと理解している人は少ないので、言い換えや説明付与の必要性は高いでしょう。
国立国語研究所「外来語」委員会は、イノベーションを「技術革新」と言い換えることを提案しています。意味として「経済や産業などの発展につながる、技術や仕組みの革新」と解説しています。
「技術」と入っていますが、革新するのは何も一般的なイメージでいう「技術」(テクノロジー)の側面だけではなく、仕組みや組織などについても刷新することを指します。
なお同委員会は、組織や会議の名称の一部になっていることも多いが、これらも必要に応じて説明を付与することが望まれるとも解説しています。
イノベーションは「技術革新」
前出の委員会は、用例の中で「情報技術の発達は流通業に大きな影響を与えてきた。技術革新は今後さらに加速化するだろう」という文を示しています。
また手引きで、「仕組みを革新することを指す場合、『経営革新』『事業革新』などと、何の仕組みかを具体的に示して言い換えるのが分かりやすい。また、文脈によっては単に『革新』と言い換える方が分かりやすい場合もある」とも示しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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