マンションやアパートで部屋を選ぶとき、同じ物件でも家賃が安い部屋があり、少し部屋選びを工夫するだけで月5,000円ほど節約できます。家賃を安くするテクニックには次の3つが挙げられます。
テクニック1 1階にある部屋を選ぶ
1階にある部屋は、物件によって差はありますが、2階以上の部屋と比べて月2,000円程度安くなります。
首都圏の住みたい街ランキング上位の東京・吉祥寺や恵比寿などではもちろん、地方都市でも1階の部屋は入居者が決まりづらい傾向があるため、家賃は安いです(SUUMO調べ)。
家賃が安いだけでなく外出時にエレベータに乗らなくていいメリットもあります。
ただし、防犯の観点では安全とはいえないので、その点に関しては注意が必要です。
テクニック2 初期費用が安い不動産屋を選ぶ
初期費用が安い不動産屋で契約をすることで、同じ部屋でも家賃を毎月1,000円程度減らせます。
主な初期費用の内訳は、仲介手数料や火災保険料、保証料、敷金や礼金、鍵交換費、クリーニング代や消臭費などです。
このうち、火災保険料、保証料、敷金や礼金は貸主や保証会社が定めていることが多く、交渉しない限り不動産屋によって料金が変わる可能性は低いです。
一方で、仲介手数料、鍵交換費、クリーニング代や消臭費は不動産屋によって料金が変わることがあります。同じ部屋で複数の不動産屋へ見積もりをお願いすると、違いが分かりやすいです。
同じ部屋でも初期費用が家賃の1~2ヵ月分違うことはよくあるので、余計な費用を請求しない不動産屋を選びましょう。
テクニック3 南向きではない部屋を選ぶ
部屋ごとに方角が違う場合は、南向きではない部屋を選ぶと安くなります。賃貸の統計ではありませんが、新築マンションでは東向きや西向きの部屋は南向きより4%前後価格が安いです(マーキュリーリアルテックイノベーター調査)。
南向きなら家賃6万円程度の物件で東向きや西向きの部屋があれば、月2,000円程度安いことがあります。
ただし日当たりは悪くなるので、立地や隣の建物との位置関係もあわせて確かめたほうがいいでしょう。
予算が限られるなら譲れない条件以外は妥協しよう
相場より安い家賃の物件を探そうと思うと、どこかは妥協しないと厳しいです。2
〜3月は人気のある物件は埋まっていることも多いので、3月中に引っ越したいなら譲れない条件を決めて早めに部屋を選びましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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