買い物するとき、ポイントを貯めている人は「ポイント還元！」に目が行きがちだが、今さらながら、「割引」に注目したい。割引にはポイントと同じかそれ以上のメリットがあるからだ。値上げラッシュが続く今こそポイント還元だけでなく割引サービスにも注目しよう。

ポイントより割引がお得な利有

10%割引と10％ポイント還元はどちらでも同じと思うかもしれない。だが実際に計算してみると、割引サービスのほうがお得だ。

たとえば1万円の商品を10%割引で買うと、割引率は1000円÷1万円×100＝10％だが、 10％のポイント還元の場合は、1万円で1万1000円の商品を手に入れられるので、割引率は1000円÷1万1000円×100＝9.09％に過ぎない。

さらに、割引サービスにはポイント還元にはないメリットがほかにもある。最大のメリットは割引分のお金を使わないで済むことだ。使わなかったお金を預金すれば金利がつく。お金はお金を生むがポイントはお金を生まない。

またお金の使い道は自由だが、ポイントは使い道が限定される場合がある。さらには使わなかったお金はいつでも好きな時に使えるが、ポイントは利用期間が限られているケースもあるのだ。

そんなお得な「割引」が受けられるサービスは、各社が毎月定期的に行っている。

「毎月1日」　うどんも映画もドラッグストアもお得

丸亀製麺（トリドールホールディングス <3397> ）では毎月1日に釜揚げうどんが半額になる。並340円が170円、大480円は240円、得なら620円が310円だ。

TOHOシネマズ（東宝 <9602> 傘下）をはじめとした多くの映画館では、毎月1日（ファーストデー）に映画を1200円で観られる。一般なら1900円が1200円になるのだから6割以上もお得だ。

ツルハドラッグ（ツルハホールディングス <3391> ）は毎月1日・10日・20日を「お客様感謝デー」としており、ポイントカードを提示すれば5％割引になる。ただしタバコや酒類などは割引対象外だ。

「毎月6のつく日」　旅行の予約がお得

ローチケは6のつく日（6日、16日、26日）を「ローチケ旅行の日」として割引サービスを実施している。

6日に航空券を予約すると1000円の割引、16日にホテルを予約すると1000円の割引、26日には「航空券＋ホテル」の予約で1000円オフとなる。

「毎月11日」　ラーメンがお得に食べられる

大阪王将（イートアンドホールディングス <2882> )では毎月11日に麺類全品が100円引きになる。ただし定食やセットなど一部商品は対象外だ。

「毎月15日」　孫におもちゃを買うなら……

トイザらスは毎月15日に「まご割」という割引サービスを実施しており、50歳以上の会員限定で購入商品が10％オフとなる。会計時には身分証明書の提示が必要だ。

毎月定期的に行われている割引サービスは他にもまだまだあるので、上手に使って家計をもっと楽にしよう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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