近年、公共の施設や新たなサービスで使われているユニバーサルデザイン。街中はもちろん、暮らしの中で使う日用品でもユニバーサルデザインを意識したものが数多くありますが、この言葉は漢字(ひらがな含む)ではどのように書くのでしょうか。
どんな人にも使いやすいユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインは英語で“universal design”と書きます。ユニバーサルは「普遍的」、デザインは「設計」の意味です。「ユニバーサルデザイン」は、福祉の分野で使われ始め2000年ごろから一般化しました。
障壁を取り除き、だれにとっても使いやすい状態にしていくことを表す考え方が「バリアフリー」であることに対し、「ユニバーサルデザイン」は初めからだれにとっても使いやすい設計にする考え方です。
「バリアフリー」が定着しつつあるのに対して、「ユニバーサルデザイン」は十分に定着しておらず言い換えや説明付与の必要性は高く、「だれにでも使いやすい設計」など、より分かりやすい言葉で言い換えたり説明を付与したりすることも効果的です。
国立国語研究所「外来語」委員会は、ユニバーサルデザインを「万人向け設計」と言い換えることを提案しています。意味として「障害者や高齢者なども含めだれにでも使いやすい形に設計すること」と解説しています。
ユニバーサルデザインは「万人向け設計」
前出の委員会は、用例の中で「道路空間における歩道や自転車道等の構造基準に万人向け設計の概念を導入するための」という文を示しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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