女性向けの医療保険は誰でも入れる保険と違い、妊娠や出産のときのトラブルや女性特有の病気を保障してくれます。今から保険を選ぶ20代、30代の女性は、どのように選べばよいのでしょうか。
ポイント1 保障内容と期間が加入する目的にあっているか
女性向けの医療保険の保障は、大きく「妊娠や出産に備えるもの」と「女性特有の疾患に備えるもの」に分かれているので、自分の目的にあったものを選びましょう。
妊娠、出産がまだの20代30代の女性なら、妊娠、出産時の保障が手厚く、保険料の支払いが40歳くらいまでの定期型を選ぶとよいでしょう。
「出産後も女性特有のがんに一生備えておきたい」と思う人は、がんの保障が手厚い終身型を選ぶとよいでしょう。
終身型の保険は20代、30代の若いうちに入っておくと、保険料も安くなります。
ポイント2 加入済の保険と保障がかぶっていないか
すでに医療保険やがん保険に入っているなら、保障内容がかぶっていないか気をつけましょう。
保障内容がかぶっていると、保障は手厚くなりますがそれぞれに保険料がかかるので、月々の支払いの負担が大きくなります。
誰でも入れる医療保険の中には、月々の保険料に数百円上乗せすれば、女性特有の病気に備えられる「女性疾病特約」をつけられるものがあります。
これならわざわざ新しく保険に入らなくてもいいですし、月々の負担も少なくてすみます。
ポイント3 妊娠中でも入れるか
女性向けの医療保険のなかには、妊娠中に入れないものがあるので注意しましょう。
妊娠中に入れるものもありますが、切迫早産や帝王切開など妊娠や出産に関する保障が適用されないことや、そもそも入るときに「加入時の妊娠週数が27週以内」などの条件が決められていることがあります。
妊娠がきっかけで保険に入ることを考えるなら、妊娠中でも入れるのか、必要な保障が受けられるのかなどの加入条件を確認しましょう。
文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部
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