結婚式場と新郎新婦の間のトラブルは毎年1,000件以上ある(国民生活センター調査)が、ありがちな3つの費用トラブルと、自分でできる対策を見てみよう。
トラブル1 しつこい勧誘で契約させられた上に申込金が返金されない
結婚式場の中には、ブライダルフェアに来たカップルを長時間勧誘し、その日のうちに契約させるところもある。10万〜20万円ほどの申込金を支払わせ、翌日などにキャンセルしても申込金を返金してくれないという。
勧誘でよく使われる言葉は、「割引は今日だけ」「今日予約すればこの金額だが、明日以降は100万円以上高くなる」「今申し込まなければ良い日取りは埋まってしまう」などだ。
「この式場以外は考えられない」といった場合を除いて、その日のうちに契約するのはよくない。一度持ち帰って、十分検討しよう。
トラブル2 式場を予約したときの見積額と実際の支払い額が大きく異なる
結婚式の打ち合わせを進めていく中で、料理や衣装などをランクアップし、当初の見積額より実際の支払い額が高くなるケースは多い。ただ、その差があまりにも大きいとトラブルになることがある。
当初の見積もりより金額が上がった人に対するアンケートでは、「プラス100万〜120万円未満」の人が23%で最も多く、上がった金額の平均は109.2万円だった(ゼクシィ調べ)。
100万円以上も高くなるなら契約自体をキャンセルしたいと思っても、打ち合わせが進んだ段階でのキャンセル料は、決して安くない。
このような事態を避けるために、契約前に「式をどのような内容にすると追加料金がかかるのか」を確かめておいたほうがよい。
トラブル3 結婚式当日に不備があったのに返金されなかった
「担当者の手違いで当日の料理が打ち合わせと違った」「会場の装飾が予定と異なっていた」など、式場側に不備があるにもかかわらず、返金されずにトラブルとなるケースもある。
そのような不備があったときの対応について、契約前に確かめておくことが大切だ。
当日の思わぬトラブルを避けるために、契約後の打ち合わせにおいても、料理の内容や会場の装飾などをしっかり確かめて、疑問が生じたらそのたびに聞いておこう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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