アメリカで複数の銀行が破たんしましたが、日本で銀行が破たんしたら、預金はどうなってしまうのでしょうか。全額保護される預金とそうでない預金、両方のケースを確かめておきましょう。 守られる預金1──普通預金や定期預金は1,000万円までなら保護される 普通預金や定期預金は、銀行ごとに1,000万円までなら預金と破たん日まで
アメリカで複数の銀行が破たんしましたが、日本で銀行が破たんしたら、預金はどうなってしまうのでしょうか。全額保護される預金とそうでない預金、両方のケースを確かめておきましょう。
守られる預金1──普通預金や定期預金は1,000万円までなら保護される
普通預金や定期預金は、銀行ごとに1,000万円までなら預金と破たん日までの利息が保護されます。仕組預金でも日本円で預け入れるものは、原則として保護の対象です。
ただし、同じ銀行に普通預金と定期預金で合計1,000万円を超えるお金を預けている人は、1,000万円までしか保護されないので、泣き寝入りになるかもしれません。
守られる預金2──当座預金や利息のない預金は守られる
手形や小切手の支払いに使われる当座預金や、利息のない決済用の預金は、金額にかかわらず全額保護されます。
なお当座預金は個人事業主や企業が開設するもので、口座開設時に審査があります。
守られない預金──外貨預金は一部のお金が戻ってこないことも
このほかの、たとえば外貨預金や外貨で預けた仕組預金などは、預金保険制度で保護されません。破たんした銀行は債務超過に陥っているケースもあるため、預けたお金の一部が返ってこない可能性が考えられます。
ただし、破たんしたからといって1円も返ってこないわけではなく、破たんした銀行が残した財産に応じて、預金者や債権者に分配されます。
1,000万円を超える預金がある人は複数の銀行へ分けておく
1,000万円を超える預金は、複数の銀行に資金を振り分けて残高を1,000万円以内にすれば全額守られます。
外貨預金は保護の対象ではないので、預けるとしても信頼できる銀行だけにしましょう。
文/編集・dメニューマネー編集部
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