節約術

ドラム型「洗濯乾燥機」でもタイプで電気代が違う!その差は年間1万円以上!

2023/03/19 11:00

衣類を乾燥できる洗濯乾燥機には「縦型」と「ドラム型」があるが、電気代が安いのはどちらだろうか。意外かもしれないが、縦型洗濯機にも乾燥機能がついているタイプがある。またドラム型にも、乾燥のさせ方が異なる2タイプがある。今回は「縦型」とドラム型洗濯乾燥機の「ヒーター方式」と「ヒートポンプ方式」の電気代を比べてみよう。 電気

衣類を乾燥できる洗濯乾燥機には「縦型」と「ドラム型」があるが、電気代が安いのはどちらだろうか。意外かもしれないが、縦型洗濯機にも乾燥機能がついているタイプがある。またドラム型にも、乾燥のさせ方が異なる2タイプがある。今回は「縦型」とドラム型洗濯乾燥機の「ヒーター方式」と「ヒートポンプ方式」の電気代を比べてみよう。

電気代が最も安いタイプなら毎日使っても1ヵ月の電気代が827円

電気代は、メーカーや洗濯の量などによってかわるため、今回はパナソニック(パナソニックHD <6752> )のケースで比べると、乾燥にかかる電気代が最も安いのはドラム型の「ヒートポンプ方式」で、1ヵ月あたり827円だ(1日1回使用の場合。パナソニック商品ページ「消費電力量」をもとに試算。以下同じ)。

次に電気代が安いのはドラム型の「ヒーター方式」で1841円、最も電気代が高いのは「縦型」で2129円だった。

年間の電気代は、ヒートポンプ方式が9924円、2万2092円、2万6388円。最大で1万6000円近くの差が出るし、同じドラム型乾燥機でも、乾燥の方式が違うだけで約1万2000円も違いが出る。

「ヒートポンプ方式」は本体価格が高い

たしかにヒートポンプ方式は乾燥にかかる電気代は安いが、注意点は本体価格が高いことだ。

洗濯容量が10kg、乾燥容量が5kgくらいで探してみると、本体価格が最も安いのは「縦型」で約18万円で、次に安いのは「ヒーター方式」で約24万円だった。

最も高額なのは「ヒートポンプ方式」で約30万円だ。ただこれは洗濯容量は12kg、乾燥容量6kgの価格。縦型、ヒーター式より少し大きなタイプのため、厳密な比較はできないが、それでもヒートポンプ式が一番高いのは間違いなさそうだ。

同じドラム型のヒーター方式と比べても6万円近く異なる。しかし年間の電気代の差が1万2000円と考えると、5年以上使うならヒートポンプ方式を買うほうがお得になる。

洗濯機の寿命は7年から10年程度といわれているので、買う際にはどのくらい使うかもあわせて考えよう。

浴室乾燥やガス式乾燥機と比べても安いのか?

洗濯乾燥機以外にも、バスルームの浴室乾燥の機能や、ガス式の乾燥専用機もあるが、これらと比べても電気代は「ヒートポンプ方式」のほうが安い。

浴室乾燥機とガス式乾燥機の1ヵ月の費用を計算すると、浴室乾燥機が3487円(パナソニック)、ガス式乾燥機(リンナイ <5947> の乾太くん)は電気代+ガス代で1890円だ。ヒートポンプ方式は827円なので、それぞれ4分の1、2分の1で済む。

なお、浴室乾燥で衣類を乾燥させるのには2〜4時かかるとされているので、ここでは3時間の稼働と仮定。ガス式乾燥機は標準コースの約1時間でかかる費用を比べている。

花粉症の季節、屋外に衣類を干したくないという理由で重宝される乾燥機。今後選ぶ際は価格と価値を比べて検討すると良いだろう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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