ガス代の値上がりが続いているが、できるだけ料金を抑えるためには家庭のガス代の大半を占めるお風呂の使い方を見直すとよい。お風呂のガス代(水道代も含む)をムリなく節約する方法は3つある。
節約術1 追い焚きの回数を1日1回減らすと年間6,190円の節約に
追い焚きの回数を1日1回減らすだけで、年間でおよそ6,190円も節約できる(2時間の放置によって4.5度下がった湯200リットルを追い焚きする場合。資源エネルギー庁調べ)。
追い焚きの回数を減らすには、家族の入浴の間隔をできるだけ空けないようにするのがコツだ。
難しければ、浴槽の蓋やアルミ保温シートを使うだけでも節約効果が期待できる。
節約術2 節水シャワーヘッドに換えると30~50%の節水に
節水シャワーヘッドとはシャワーの穴を小さくして水圧を上げたシャワーヘッドのことで、一般的なシャワーと比べて30〜50%ほどの節水効果があるとされている。
たとえば、1回のシャワーが10分(ガス代+水道代が50円と仮定)の人が、節水効果が50%のシャワーヘッドに換えた場合、年間で水道光熱費をおよそ9,130円節約できる。家族でシャワーを使っている場合、節約効果はさらに大きくなるだろう。
節水シャワーヘッドの価格帯は幅広いが、1,000円台で買えるものもある。
節約術3 湯船を20リットル減らすと年間4,850円の節約に
湯船の量は平均200リットルとされているが、200リットルから180リットルに減らすだけで、年間で水道光熱費がおよそ4,850円節約できる(お風呂を40度に沸かす場合。東京ガス都市生活研究所調べ)。
家族の人数や身体の大きさを踏まえて、これまでのお湯の量が本当に必要かどうかチェックしよう。
自分に合ったムリのない方法で節約を
これらの節約術をすべて実践すると年間でおよそ2万円を節約でき、家族の人数が多ければさらに料金を安くできるだろう。
「お湯の設定温度を下げる」「シャワー時間を短くする」といった節約術と比べると、ムリなく続けられるものが多いので、始めやすいものからチャレンジしてほしい。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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