電気代が高くなり節約に勤しむ人も多いですが、節約のためと思ってやったことが逆に電気代を高くしまう場合があります。電気代の節約にならない、間違った行動には次の4つがあります。
間違い1 エアコンの設定を「弱」にする
「弱」は省エネになりやすいイメージですが、設定温度になるまで時間がかかるため、電気代も高くなってしまうといわれています。
エアコンが一番電力を使うのは、運転を始めてから設定温度に近づけているときです。この時に、エアコンを自動運転にしておくと、弱にするよりも電気代を抑えられます。
間違い2 「冷凍庫」をスカスカにする
冷凍庫にものを詰め込みすぎるのはよくないですが、だからといってスカスカにしすぎるのも、電気代を上げることになります。
冷凍庫の中身がある程度詰まっていると、凍ったもの同士がくっつきお互いを冷やし合うため、冷凍庫内が冷えやすくなることから、電気代が上がりにくくなるそうです。
間違い3 冷蔵庫を壁にぴったりくっつけて置く
冷蔵庫と壁がくっつけて置くと、排熱しにくくなるため電気代が余計にかかるといわれます。
パナソニックによると、3ドアタイプは冷蔵庫と天井の間が5センチ、左右は5ミリ以上必要です(壁側に置く場合は、壁から15ミリ以上離さないとドアが十分開かないことも)。なお背面に放熱スペースはいらないそうですが、湿気が多い場所なら3センチ以上は話したほうがいいそうです。
2ドアタイプは天井まで30センチ、左右は2ミリ以上離れていれば適切で、なお背面は10センチ以上必要だそうです(以上はパナソニックの冷蔵庫の場合)。
間違い4 お米をまとめて炊いて長時間保温する
お米を都度炊くより、多く炊いて保温するほうが節約できると考えがちですが、逆に電気代が高くなるので注意が必要です。
保温機能を長く使用すればするほど電気代がかかるので、1時間以上保温するくらいなら、電子レンジで温めたほうが電気代は少なくて済みます。
7~8時間保温にするくらいなら、2回炊飯したほうが電気代が抑えられ、味も落とさずに食べられるでしょう。
文・おいかわ しほ(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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