暖くなり、暖房の出番が減ってきた今、エアコンを掃除をきちんとしておかないと、夏の冷房代がかさむ。自分でできる掃除のコツは4つある。
コツ1 前面パネルをぞうきんや水洗いできれいにする
まずエアコンの前面パネルを取り外して、ぞうきんなどで拭きホコリを落とし、浴室のシャワーで水洗いしよう。落ちにくい汚れは歯ブラシなどで優しく洗うのもポイントだ。
前面パネルが外せないなら、無理せず全体を乾拭きするだけでよい。
コツ2 フィルターは掃除機・シャワー掃除──年間1万円以上の節約に?
パネルを開けたら、エアコンフィルターを一度本体から取り外して掃除機で吸い込もう。浴室などで歯ブラシを使いながらシャワーで流すと、さらにきれいになる。
ホコリをためるフィルターは、1年間掃除しないと、年間でおよそ25%もの電気料金が無駄になる。掃除すると年間1万円以上の電気代を節約できることもあるという(パナソニックの実験より)。
コツ3 ルーバー掃除には「お掃除棒」を使うのが効果的
ルーバー(エアコンの吹き出し口についている羽)は取り外しが難しいことも多いので、無理に外さずぞうきんで乾拭きしよう。
雑巾だけでは、ふき取れない細かい部分については、わりばしに薄い布を巻き付けて輪ゴムで止めた「お掃除棒」を熱湯に浸して使うのも効果的だ。
コツ4 エアコン内部のホコリ・汚れとりは慎重に
エアコン内部は構造が複雑で、専門的な知識がないまま分解・掃除すると故障するリスクがあるため、無理せずできる範囲できれいにしよう。
具体的には、「ハンディモップでホコリを軽く取り除く」「フィルターの奥にある冷却フィン(熱交換器)に掃除機を近づけてホコリを吸い取る」などは自分でできることが多い。
掃除後は送風運転を使ってカビ予防も忘れずに
掃除した部分に水分が残っているとカビの原因になるので、取り外した部品をよく乾燥させ、部品を取り付けたら送風運転も忘れずにしよう。
文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部
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