大谷選手の活躍でWBC経済効果は650億円に上方補正!ペッパーミルが売れてる!

2023/03/23 11:30

14年ぶりに日本が優勝したワールドベースボールクラシック(WBC)での経済効果について、事前の約596億円という試算から650億円に大幅に上方修正された。大谷翔平選手の活躍が大きく関係しているようだが、ヌートバー選手のパフォーマンスで一躍注目されたあのグッズもハンズで売れているようだ。 WBC もとの経済効果から優勝で

14年ぶりに日本が優勝したワールドベースボールクラシック(WBC)での経済効果について、事前の約596億円という試算から650億円に大幅に上方修正された。大谷翔平選手の活躍が大きく関係しているようだが、ヌートバー選手のパフォーマンスで一躍注目されたあのグッズもハンズで売れているようだ。

WBC もとの経済効果から優勝で約50億円の上方修正

経済効果を試算していた関西大学の宮本勝浩名誉教授は、今回の大幅な上方修正の理由について、「大谷選手が活躍し、彼をあまり知らない60・70代のシニア女性がその活躍を目にし、ファンとなった」こととしている。

注目されているのは大谷選手だけではない。初めて日本代表入りしたラーズ・ヌートバー外野手(セントルイス・カージナルス所属)のパフォーマンスで注目された「ペッパーミル」が売れているという。これは得点や好プレーをしたときなどに、喜びを表すためにこしょうひきを絞るような仕草のことだ。

報道によると、雑貨店のハンズでは、日本代表の初試合があった3月9日の翌日から決勝前日の3月21日までの間の売り上げが、大会前に比べて約2.1倍に増えたという。調理道具店などが立ち並ぶ東京・浅草のかっぱ橋道具街での売れ行きも好調のようだ。

過去に発表された野球関連の経済効果はいくらだった?

二刀流・大谷選手については、以前からその経済効果の大きさで知られており、宮本教授は2022年の経済効果を457億941万円と試算していた。

宮本名誉教授は2022年10月の発表時、「一人のアスリートが創り出す経済効果としては空前絶後」と高く評価した上で、「日本の人気球団の阪神、巨人、ソフトバンクなどが約70人の選手で1シーズンかかって優勝した時の経済効果と同じような金額」と語っている。

野球関連の経済効果としては、過去に、メジャーリーグから日本のプロ野球・東北楽天ゴールデンイーグルスに戻った田中将大選手が宮城県にもたらす経済効果が年間57億円。阪神タイガースが2005年に優勝した時の経済効果は643億円。さらには2013年の楽天優勝では230億円という試算も発表していた。

大谷選手一人での効果がどれほど大きいかがうかがえる。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・steven hendricks / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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