教育資金をつくる

子供の将来のための「学資保険」を選ぶ際の3つのポイント 受け取る年齢や返戻率など

2023/03/25 08:00

子供の教育資金をつくる方法のひとつが学資保険ですが、選ぶときに気をつけたい3つのポイントがあります。 ポイント1 目的に合っているか 学資保険には教育資金をつくるだけでなく、子供や親にもしものことがあったときに保障が受けられるものなど種類があるため、保障内容が目的に合っているか確認しましょう。 教育資金のためだけに入り

子供の教育資金をつくる方法のひとつが学資保険ですが、選ぶときに気をつけたい3つのポイントがあります。

ポイント1 目的に合っているか

学資保険には教育資金をつくるだけでなく、子供や親にもしものことがあったときに保障が受けられるものなど種類があるため、保障内容が目的に合っているか確認しましょう。

教育資金のためだけに入りたいなら貯蓄性が高い保険を、親にもしものことがあったときの保障をつけたいなら、契約者が亡くなったときに育英年金が受け取れる保険を、子供のケガや病気に備えたいなら医療保障つきの学資保険があります。

ポイント2 何歳のときにいくら受け取れるのか

学資保険は商品によって保険金が支払われる年齢や受け取り方法が変わるため、子供が何歳のときにいくら受け取れるのかも確認しましょう。

たとえば入園や入学の準備金を作りたいのなら、入園・入学・進学のタイミングで保険金が分割して支払われるものがよいでしょう。

大学の入学費用を作りたいのなら、大学入学のタイミングでまとめて支払われる保険がいいですし、大学4年間の学費をつくりたいなら18歳~22歳のあいだ毎年支払われるものなどが合うでしょう。

ポイント3 返礼率は100%以上あるか

返戻率が100%以上あるかも確認しましょう。これは「支払った保険金の総額に対して受け取れる保険金の割合」のことで、返戻率が100%を超えれば、支払ったお金より受け取るお金が多くなるので損にはなりません。

教育資金のためだけなら、返戻率が100%以上あるものでないと損になります。ただし保障がついているものを選べば、保険料がかかる分だけ返戻率が低くなります。

学資保険は貯蓄性があって保障も受けられますが、加入するときは目的や受け取るタイミングなどが希望に合ったものを選ぶことが大切です。

しかし教育資金は、必ずしも学資保険で貯める必要はありません。希望のものがなければ、貯金やNISAなどほかの方法も考えるとよいでしょう。

文・山田千景(ライター)
編集・dメニューマネー編集部

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