貯金・貯蓄

自分の口座から自分にお金を「自動振込」、1年で7,000ポイント獲得できる?

2023/03/26 08:00

「振込手数料が無料」という特典を設けている銀行が増えている……どころか、最近では口座への入金でポイントがもらえるサービスもあり、これらをうまく活用して、“自分の口座間でお金を移動させてポイントを稼ぐ”人が増えています。 うまくやると資金移動だけで1年で7,000ポイントもらえるようです。 毎月振込・被振込でポイント・現

「振込手数料が無料」という特典を設けている銀行が増えている……どころか、最近では口座への入金でポイントがもらえるサービスもあり、これらをうまく活用して、“自分の口座間でお金を移動させてポイントを稼ぐ”人が増えています。

うまくやると資金移動だけで1年で7,000ポイントもらえるようです。

毎月振込・被振込でポイント・現金がもらえる銀行がある

まず口座への入金でポイントがもらえる銀行・サービスには、三井住友銀行 (三井住友フィナンシャルグループ <8316> ) のサービスOlive(オリーブ)やSBI新生銀行 <8303> 、住信SBIネット銀行のネット支店、T NEOBANK、楽天銀行などがあります。これらの銀行に口座をつくって、資金を振り込んでいけば、ポイントが貯まっていきます。

オリーブは3月に始まったサービスで、選べる特典のひとつに「給与・年金受取特典」があり、振り込みを受けるとVポイントが200ポイント付与されます。「給与振込」という明細がなくても、2ヵ月連続で1度に3万円以上の被振込があると、給与受取実績があるとみなされます。

このため、2ヵ月からVポイントがもらえると仮定すると、年間2,200ポイントもらえます。加えてリリースキャンペーンで、他行への振込回数無制限無料の特典もあります(通常時は月3回まで無料)。

SBI新生銀行は、他行から1回1万円以上の振込入金で25ポイント、1ヵ月最大200ポイントがもらえます(Tポイント、dポイント、nanacoいずれか)。他行への振込手数料もインターネットのパワーダイレクトを利用すれば最大月50回無料です。

また、住信SBIネット銀行(親会社SBIホールディングス <8473> )のネット支店、T NEOBANKでは、他行からの振込は1万円以上で1回ごと20ポイント、最大500ポイントがもらえます。振込も回数がランクによって違いますが、月1回~月20回無料です。

楽天銀行も、他行から楽天銀行(楽天グループ <4755> )への振込で1件10円(上限50円)、他の金融機関に振込で1件につき10円もらえます(上限50円)。

これらの銀行・サービスは、自動振込ができるため、設定しておけば毎月、振り込みをする必要はありません(ただエントリーが必要なものもあります)。

自分の口座に自動で振り込んで年間7000ポイント以上もらう方法

自分の口座間でお金を移動して実際に7000ポイント以上もらえるのか、10万円で計算してみます。

まずオリーブからSBI新生銀行(パワーダイレクト(インターネット))に1万円を10回、合計10万円振り込むと、1回25ポイント、最大月200ポイントがもらえます。

次にSBI新生銀行からT NEOBANKに、同じように10回に分けて振り込むと、20ポイント×10回=200ポイントがもらえます。

そして、T NEOBANKから楽天銀行へ振り込みます。2万円を5回に分けて振り込むと、他行からの振込で10円×5回=50円がもらえます。

最後に、楽天銀行からオリーブに3回に分けて(3万円、3万円、4万円)振り込むと、楽天銀行の他行振込で10円×3回=30円、オリーブで200ポイントがもらえます。

これらを合わせると1年で7000ポイント獲得できます。

ただオリーブは自動送金機能をストップ中

注意点は、それぞれの銀行口座では無料振込手数料回数が決められているため、自分のランクを確かめて、無料の回数内でやることです。

しかし、2023年3月24日時点、Olive(オリーブ)での自動送金機能は一時ストップ中なので、再開を待つ必要があります。お得すぎるため、無料回数が制限されるかもしれません。

あくまで現時点でのシミュレーションのため、口座のランクや仕組みの変更によっては、実現できない場合もあります。挑戦するならよく確かめましょう。

文・谷口久美子(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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