「くもん、いくもん!」 3月26日は、公文教育研究会を創設した公文公(くもん・とおる)さんの誕生日です(1914-1995)。今や世界の"KUMON"としてその名を知らない人はいないほど有名になりました。将棋棋士の羽生善治さんや、能楽師の野村萬斎さんらはCMなどに出演するなど、過去に通っていたことを明らかにしています。
そんな公文式ですが、現在、普及している国と地域は、日本をあわせてどれくらいあるでしょうか?
① 42
② 61
③ 98
息子のために学習教材を手作りしたのがきっかけ
KUMON公式サイトによると、全教科の学習者数は361万人、うち日本には136万人いるそうです(2022年12月現在)。教室数は日本国内だけで1万5600ヵ所。海外には8300ヵ所あるそうです(同年3月現在)。 同社が教育事業を行っている国と地域の数は、22年12月現在で61の国と地域。正解は②です。
公文式の特徴は、解き方を教わるのではなく、自分の力で教材の問題を解く学習法であること。同社によると、「『やればできる』という自己肯定感を育み、未知の領域にも、自分から挑戦する力」を培うという。
公文式学習法を生み出した公文公氏は、高知県に生まれ、戦後に奈良県で教員になります。高知県や大阪府でも教員をした後、1958年に現在の公文教育研究会の前身となる大阪数学研究会を創設したそうです。
公文氏には毅(たけし)氏という名の息子がいましたが、彼が小学2年のときにポケットから出てきた答案用紙を母が見つけました。その点数があまりよくなかったことを、当時高校の数学教師をしていた夫に相談。父親である公文公氏が、わが子のための学習教材をつくることにしたのが始まりだそうです。
文/編集・dメニューマネー編集部
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