PHSやGYAO!が3月31日で終了 コロナ助成金の受付期限、商業施設の閉店も

2023/03/29 07:00

日本では年度末にあたる3月、末日にあわせて終わるサービスや制度、仕組みがいくつもある。その中にはかつて広く使われた通信サービスや、コロナ関連のお金の制度、商業施設などもあるようだ。 PHSやLINE関連のサービスが終了 3月31日で終わるものの一つに、PHSサービスがある。PHSはPersonal Handy-phon

日本では年度末にあたる3月、末日にあわせて終わるサービスや制度、仕組みがいくつもある。その中にはかつて広く使われた通信サービスや、コロナ関連のお金の制度、商業施設などもあるようだ。

PHSやLINE関連のサービスが終了

3月31日で終わるものの一つに、PHSサービスがある。PHSはPersonal Handy-phone Systemの略で、日本では1995年にサービス開始。各社がサービスを既に終え、2021年1月31日までには法人向けテレメタリングサービスしか残っていなかった。

そして3月末でワイモバイルの「PHSテレメタリングプラン」も終わってしまう。同プランも2019年3月末で新規の受付を終えていた。

また、ヤフーの無料動画サービス「GYAO!」も、3月31日でサービスが終わる。「GYAO!」では、2月13日に既に購入済みの商品の視聴ができなくなっていた。

このほか、3月末日ではないが、LINEが提供する「LINE BLOG」も6月29日のサービス終了を控え、3月30日から「note」への移行ツールが提供される。

これらはいずれもZホールディングス <4689> 傘下企業によるサービスで、統合の一環という側面もありそうだ。

コロナ関連の助成制度も終了へ

消費者向けのIT・通信サービスだけでなく、新型コロナウイルス感染症にかかわるお金の制度も3月31日で終わる。雇用保険の被保険者ではない労働者の休業を対象とした「緊急雇用安定助成金」で、受付の終了が3月となっている(判定は5月末まで)。

似たような名前の「雇用調整助成金」があるが、これは4月以降も続くようだ。こちらは、コロナウイルスの影響で事業活動を縮小した企業で、従業員を雇い続けるために、労使協定にもとづいて「雇用調整(休業)」する事業主に対して、休業手当などの一部を助成する仕組みだ。

このほかのコロナウイルス関連では、子供が通う小学校などが休校になって保護者が休む場合、有給の休暇を取得させた事業主(会社)に助成金を支給する「小学校休業等対応助成金」も3月31日で終わる。

名鉄名古屋駅そばの商業施設も閉店

サービスや制度以外では、名鉄名古屋駅南にある商業施設「名鉄レジャック」(名古屋市、名鉄グループのメルサ運営)も3月31日に閉店する。

中日新聞などによると、名鉄レジャックは、最盛期の1992年には売り上げが39億円に達していたが、2021年度は新型コロナウイルス感染症の影響もあって、10億円に下がっていたという。

このほか、東京・千代田区のラーメン店「びぜん亭」も閉店する。1976(昭和51)年創業で46年の歴史に幕を閉じることとなり、最近は別れを惜しむ客たちが訪れていたという。

文/編集・dメニューマネー編集部
画像・Buntan2019 / stock.adobe.com(画像はイメージです)

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