アメリカ大リーグ選手の今季の総収入ランキングが公表され、発表し、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも活躍したエンゼルスの大谷翔平選手がが6500万ドル(約85億1500万円)で1位になったことが分かった。今季年俸は3000万ドル(約39億3000万円)のため、年俸以外にも3500万ドル(約45億8500万円)は稼ぐという試算だ。
ヤンキースのジャッジ外野手は3位
公表したのはアメリカの経済誌フォーブス(電子版)。大谷選手は昨年の試算では、年俸以外の収入が2000万ドルだったので、大幅に増えたことになる。2位はメッツのマックス・シャーザー投手で5930万ドル、3位はヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手で4450万ドルだった。
大谷選手は多くの企業・ブランドと契約を結んでおり、報道によると全17社にのぼる。ポルシェ(ドイツ)やバンテリンで知られる興和のほか、化粧品のコーセー、日本航空、腕時計のセイコー、明治製菓(ザバス)、アシックスなど。スポンサー契約のほか、サポート契約、アドバイザリー契約などを結んでいるようだ。
過去には、暗号資産交換業のFTXトレーディング日本法人のCMに出演したものの、数ヵ月後に経営破たんするという出来事があった。このため、大谷選手は契約する企業を慎重に選んでいるといわれている。
WBCの経済効果は650億円 大谷工業などの株価も上昇
14年ぶりに日本が優勝したWBCの経済効果もすごく、関西大学の宮本名誉教授は経済効果は約650億円に上るとの試算を発表している。
これは前回大会の343億円、イチロー選手の決勝打で優勝した2009年大会の506億円を大きく上回っている。
関連グッズの売り上げが伸びているだけでなく、優勝決定後には、野球用品を販売するミズノ <8022> の株が高騰したほか、野球や大谷選手とは関係ない大谷工業 <5939> (鉄鋼製品メーカー)の株価も上がっており、大谷選手と名前が同じからだと分析されている。
なおヤクルト・村上宗隆内野手が活躍したこともあって、村上開明堂 <7292> も(自動車部品メーカー)同様に株価を上げた。
大谷選手は2023年のシーズン終了後、フリーエージェント(FA)となり移籍先を自由に選べるようになる。23年シーズンどれくらい活躍するのか、さらには2024年以降どこに所属するのか、改めて結ぶことになる契約金がいくらになるのか、野球ファン以外の注目も集まっている。
文/編集・dメニューマネー編集部
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