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子育て世帯がもらえる3つの助成金 習い事で1万円?

2023/03/30 18:00

子育て支援のために、自治体がさまざまな助成金を用意しているが、あまり知られていないものも少なくない。中には習い事の費用を助成してくれるところもある。子育て中、またはこれから子供が生まれるという人はおさえておこう。 助成金1 習い事費用をひと月1万円まで助成 大阪市では、市内に住む中学生(2023年度から小学5年生〜中学

子育て支援のために、自治体がさまざまな助成金を用意しているが、あまり知られていないものも少なくない。中には習い事の費用を助成してくれるところもある。子育て中、またはこれから子供が生まれるという人はおさえておこう。

助成金1 習い事費用をひと月1万円まで助成

大阪市では、市内に住む中学生(2023年度から小学5年生〜中学3年生に拡大)がいる世帯を対象に、ひと月1万円を上限として習い事の費用を助成している。

この助成を受けられるのは、世帯所得が一定未満の場合だ(例:扶養親族3人の場合は436万円)。

市から登録された事業者であれば、学習塾や家庭教師だけでなく、英会話、音楽、パソコン教室、野球、水泳なども対象になる。

助成金2 チャイルドシートの購入費やリース料金を助成

マイカーが必須の地域などでは、チャイルドシートの購入費やリース料金を助成してくれるところがある。

栃木県鹿沼市では、1万円を限度額として、チャイルドシート購入費の半額(100円未満切り捨て)を助成している。申請する際は、領収書やメーカー保証書の写しなどが必要になるので、忘れずに保管しておきたい。

千葉県松戸市では、市が指定するいくつかの業者の中からチャイルドシートをリースする場合、リース料金の半額を助成してくれる。この助成金により、半年あたり2300円程度で借りられる機種もある。

助成金3 おむつ用品を支給または購入費助成

0歳の乳児がいる世帯などを対象に、おむつ用品を支給、もしくは購入費を助成する自治体もある。

神奈川県厚木市では、紙おむつやおしりふき、赤ちゃん用ウェットティッシュなど4500円相当のおむつ用品を、毎月1回のペースで1年間配送してくれる。

長野県伊那市では、子ども1人につき2万4000円を限度として、紙おむつやおむつカバーなどのおむつ用品購入券を支給している。

妊産婦健診時のタクシー料金を助成するところも!自治体の情報を要チェック

妊産婦検診時のタクシー料金を助成してくれるところもある。千葉県松戸市では「1回の乗車につき3000円を上限として、16回まで助成」といったように、自治体ごとにルールが決められている。

このような助成金は、自分で申請しない限りは給付されないことがほとんどだ。「助成金の存在を知らずに損した」とならないよう、自治体のWebサイトなどで情報を確かめよう。

文・廣瀬優香(フリーライター)
編集・dメニューマネー編集部

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