収入を増やしたい

個人の宅配ドライバーは稼げる?コロナ禍、Amazonなどで増加

2023/04/02 11:00

「Amazonのドライバーになりませんか?」──。ネットでこんな広告を見たことがある人は少なくないでしょう。家に届く荷物を大手の宅配会社ではなく、個人のドライバーから受け取ることも増えた印象はないでしょうか。 コロナ禍で在宅時間が増え、宅配便の取扱個数も増えており、運送会社が人手不足で個人のフリードライバーに配達を委託

「Amazonのドライバーになりませんか?」──。ネットでこんな広告を見たことがある人は少なくないでしょう。家に届く荷物を大手の宅配会社ではなく、個人のドライバーから受け取ることも増えた印象はないでしょうか。

コロナ禍で在宅時間が増え、宅配便の取扱個数も増えており、運送会社が人手不足で個人のフリードライバーに配達を委託しているようです。個人の宅配ドライバーは、どんな仕事なのでしょうか。

フリードライバーは増えている!

配達のドライバーについては、零細企業や個人事業主も多く、正確な統計は見当たりませんが、軽貨物運送事業者はこの10年で3割以上増えています。国土交通省はこの大半を個人事業主、つまりはフリードライバーとみているそうなので、個人の宅配ドライバーが増えていることは間違いないでしょう。

宅配ドライバーになるために必要なものは、自動車(軽乗用車や軽トラック、軽バン、125cc以上のバイクなどの軽貨物車)と免許証、休憩所、自宅などの営業所から半径2km以内にある駐車場です。なお、車やバイクはリースでも問題ありません。

これらは貨物自動車運送事業法という法律で定められており、書類を提出する前に準備する必要があります。

必要な手続きとしては、陸運支局に車検証(コピー)や事業や料金に関する届出を出せばOK。ただ自賠責保険や任意保険に入り、税務署に開業届を出したほうがよいでしょう。

仕事を受けるには、運送会社や通販会社と業務委託やフランチャイズ契約を結ぶほか、企業から直受けする方法もあります(Uber Eatsなど)。

どれくらい稼げる?大変なことは?

フリーの宅配ドライバーの年収は、働き方にもよりますが400万円程度といわれています。

一般的に、収入は配送する荷物の量で決まるため、収入を増やそうと思ったらより多くの荷物を運ぶ必要があります。残念ながら単価はあまり高くないため、必然的に長時間労働になりがちです。

自由な個人事業主として働くのはメリットともいえますが、契約社員として働く場合もあくまで非正規社員となるため、労働条件も良いとはいえません。

Amazonの配達員は相次いで労働組合を結成していることなども、頭に留めておいたほうが良いでしょう。

文/編集・dメニューマネー編集部

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