「インサイダー取引」未公表の情報で儲けようとする取引

2021/05/14 11:00

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インサイダー取引とは、上場会社の役員や従業員(アルバイトやパートも含まれる)、取引先などの関係者が、その職務や地位を利用して知り得た未公表の会社情報を利用して、その会社もしくは関係する会社の株式の取引を行うことです。 この情報を知らない一般の投資家との間に不公平が生じ、証券市場の信頼性が損なわれかねないため、金融商品取

インサイダー取引とは、上場会社の役員や従業員(アルバイトやパートも含まれる)、取引先などの関係者が、その職務や地位を利用して知り得た未公表の会社情報を利用して、その会社もしくは関係する会社の株式の取引を行うことです。

この情報を知らない一般の投資家との間に不公平が生じ、証券市場の信頼性が損なわれかねないため、金融商品取引法で禁止されています。これに違反すると、5年以下の懲役もしくは500万円以下の罰金、またはこれらの併科になります。なお、インサイダー取引規制違反によって得た財産は原則として没収または追徴されます。

飲み会で知ってしまった場合も規制の対象者に

社内で重要事項を立ち聞きした場合や、アフター5の飲み会の席で未公表の重要事項を知ってしまった場合でも、情報受領者として規制の対象になることもありますので注意してください。なお原則として、また聞きした場合には、インサイダー規制の対象者には該当しません。【お金の単語帳】