ビジネス、公的なもの問わず「会議にオブザーバーとして参加する」という言葉を聞いたことないでしょうか。会議自体に直接的な関わりはないものの、重要な役割である「オブザーバー」は、日本語(漢字)ではどう書くのでしょうか。
公平な会議に重要なオブザーバー
オブザーバーは英語で“observer”と書きます。公的な会議はもちろん、ビジネスの会議でもその立場が重要視されています。
会議に直接意見する立場ではないものの、第三者として参加し、一方的な会議にならないよう抑制させる役割です。オブザーバーがいることで、参加者が意識して冷静に会議を進行できるという利点もあります。
国立国語研究所「外来語」委員会は、オブザーバーを「陪席者」と言い換えることを提案しています。意味として「会議などで議決権はないが、ある目的のために参加を許された人」と解説しています。
また、委員会は「監視員」とも言い換えることを提案しており、意味として「国際間の取決めなどにおいて、ルールが正しく守られているかを監視する人」と解説しています。
委員会は手引きの中で、「陪席」のほか,指し示す内容に応じて,意見を述べる参考人を表す「意見参考人」、傍聴するだけの「傍聴人」と言い換えることができる場合もあると解説しています。
「陪席者」と「監視員」どちらも文脈によって英語のobserverのもともとの意味に近い「観察者」とも言い換えられと解説しています。
オブザーバーは「陪席者」または「監視員」
前出の委員会は、用例の中で「日本も米国、カナダとともに陪席者として起草に向けた協議に参加してきた」という文を示しています。
文/編集・dメニューマネー編集部
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